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2 出会い

書き溜めは無いので、不定期になりますが宜しくお願いします。

休日をのんびり過ごし、いつものスーパーへ買物して帰宅し夕飯でイッパイ呑んでる髪の毛が後退しているオッサン

只野洋一(ただのよういち)

床にビーンズクッションでダラダラ飲んでると、突如床に魔法陣と輝きが起る!


「なんだコレ?そこまで酔っては無いはず。」

輝きが納まり、魔法陣らしき物も消えて無くなりそこには一匹のスライムが佇んでいた。


「リ○ル!……さとるさん?」

と、ボケて見たが

「………」

返事が無い、意思疎通ができないようだ。


不意に自分の目の前に半透明なモニターが出てきた。


只野洋一(ただのよういち) 種族:人

LV 4

HP 62/48

MP 15/15

STR 8

VIT 5

INT 4

DEX 17

AGI 8

LUK 7


SKILL

射撃3 狙撃7 剣術1 御者6 騎乗3 

釣り2 錬金5 地図2 鑑定1


「現実がゲームになったのか!?」

自分の置かれてる状況に混乱のなか、チョンチョン……


スライムが突いていたが、痛くないので一先ず放置していると、コロコロ転がって狭い部屋の中を廻っていた。


徐ろに立ち上がって、カーテンをそっと開けて見ると……

いつもの瀬野川が見え、辺りは混沌と…………して無かった。

玄関へ歩きちょっと開けにくいドアを開くと…………ちょうど電車が奔っていた。

ドアを閉め

「風景はいつも通りだな。」


さて、クッションに腰掛けて取り敢えず焼酎を煽る…

スライムが、じーーっと見つめていた。


ポンっと半透明のウインドゥが追加で出てきた。

〈スライムを仲間に加えますか?〉

〈YES NO〉


お約束で〈NO〉に触れてみる。

おや?心無しかスライムが悄気げている感じがする。


てかこのウインドゥってずっと出たまんまなのか?

「ステータス」


ブゥンっと消えた。

ほっと一息…だがしかし!

〈スライムを仲間に加えますか?〉

〈YES NO〉

「だーーー解ったよ!」

〈YES〉

と触れる。


ドラ○エで聞いたような音楽が聞こえ。

ポン!

NEWSKILL:念話1

そんな声が聞こえた。


『ありがとう』

何処からともなく聞こえてくる。!?色々理解が追いつかない。


「ちょっとまっててくれる?」

スライムは頷いたように見えた。


立ち上がりキッチンへと足を運び、浄水レバーに切替えコップに水を注ぎイッキに飲みほす。


フーっと息を吐き現状把握に務める。頬つねり叩いて…

「うん!痛みはあるな!」

呟き、視線を部屋に向けると半透明な薄い青っぽい塊が目に止まる。


「なあ?喋った?」

『う〜ん…念じたら通じた!?』

「そうか。まあ通じるなら良いか」

元々軽い性格なので、そこまで気にしてない。


「俺も念じたら聞こえるのか?」

『わかんない』

目をそっと閉じ、頭の中でスライムへ意識を向けて言葉を送る。

『聞こえるか?』

『聴こえるよ!』

『この念話って何処まで離れたら聴こえ無くなんの?』

『さあ〜わかんない』

まあいっか、その内試してみるか。


「それで、何で現れたんだ?」

『洞窟で転がってたら、地面が光ったと思ったら此処に着いたよ』

まあ、出てきたと同時に転がってたもんなぁ……。


「なあ、名前は?俺は洋一」

『無いよ』

『よういちが付けて!』

俺が付けるのか!?まあ名前無いと呼び難いからいいか。


う〜ん…………………

おし!最初出てきたら転がってたもんな。

「コロ丸!」

うん?少し身体がダルいが気にしない。

どうだろう?安直過ぎたか?


『ころまる?うん!今日からコロ丸』

「まあ、愛称はコロかな?」

気に入って何よりだな。独り身になった俺にとっては、話し相手が出来たと思えば良いか。


「コロ!これから宜しくな」

『よろしく!』

さてとそんじゃ残りの肴で呑むか。うん?


「コロも焼酎飲むの?」

『飲んでみたい!』

まあ、独りで呑むより相手してくれるなら良いかな?


お椀があったからそれでいっか!取り敢えず水割りの半々で。


「じゃあー乾杯(KP)!」

『カンパーイ!?』

お酒を呑む掛け声と説明し、どうやって飲むのか気になるな!………なるほど身体の一部がお椀に入って、表面で吸収するんだな。


「ほら、こっちも食べな」

皿に野菜炒めを小分にして与てみる。

『ありがとう』

野菜や肉にコロの身体が伸びていく。


はは…身体の中に肉やら野菜が浮いている、少し小さくなりやがて消えて無くなる。


日付が変わり、何時もなら2時とその30分後にアラームが鳴り響くはずだったがスマホのサイレント解除を忘れてたらしい。


目が覚めると、

「うお!もう4時じゃん」

慌てて起きる。昨日は夢?……じゃ無かったようだ。


隣に半透明体のコロが居た。寝てんのかな?

「おはよー」

『おはよー?』

どうやら起きてるらしい。朝の挨拶だと説明し聞いてみると、睡眠は不要だそうだ。羨ましい?いや、3大欲求の一つが欠けるなんて損だな。


寝すぎたので、バタバタと身支度をしシャワーを浴びる。


朝食の準備を終え、

「いただきます」

『いただきます?』

食べる前の挨拶みたいなもんだと説明しながら食べ終え、もう何時もの出勤時刻だと気付き昼の弁当を作るのを諦める。


「仕事行ってくるから留守番できる?」

『留守番?』

この部屋で待って居てと説明した

『パーティはそのまま?』

「そういやYESを押したんだったな、ああこのままにしておくよ」

コロは嬉しそうに転がってる。移動は転がってなのか?


聞くと、転がる方が早いらしい。

「それじゃあ、行ってきます」

『行ってきます?』

またまた説明をし改めて行ってきます!

『行ってらっしゃい♪』


今日も雨は振らないそうなので、ONDAエイフで行きますかな。


そういや、コロは昼飯は?家から会社までの中間地点付近で想い念話が届くか実験!


『コロ、昼飯はどうする?』

『大丈夫!昨日食べただけでいっぱい動ける』

大丈夫そうだ。どれだけ活動出来るかも、要検証だな。


てか、自分のSKILLやステータス検証しなくては…結局酔い潰れたしな。


明日は休みだし、明日の俺に任せるか。今日も一日、仕事しますか!

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