第17話 想定外の断罪イベント
シレア学園の新学期が始まった。
三学期制のこの学園で、冬から春に移り変わるこの学期は最も短く、あっという間に過ぎていく。
ヒロインが編入してからの三年目ならば、彼女の選択したルートによって、悪役令嬢の断罪イベントなどいよいよストーリーも大詰めの時期にあたる。
しかし今は、ヒロイン編入前の二年目。
好感度調整のためにイベントフラグを折りまくっているルチアの努力が無駄でなければ、この短い期間は穏やかに過ぎていくはずである。
「ロレンツォ、気配はないかしら?」
「いいえ、今のところ誰の気配も致しません」
放課後の学園、広すぎるその敷地を、ルチアは散歩していた。
別に何の用もない。
寂し気に、不満げに、ローファーを履いた細い足を一歩一歩と進め、冬の冷たい風にプラチナブロンドの髪をふわりと靡かせる。
(…どうして追って来ないの?どうして、いないの)
年が明けてから、ルチアは一度も尾行されていない。
それどころか、行事や社交の場で出くわしても、軽い会釈以上の関りを持とうとしてこない。
誰がとは言わずもがな、彼女のストーカーであったはずの、シルヴィオ・ベルトロットがである。
やめろと言ったのは確かにルチア本人であるのに、彼女にはこの状況が納得いかないのだ。
(どこにいるの…!)
会いたい。
それを言葉にしてしまえば、ルチアの中で何かが壊れてしまう。
それが怖くて、彼女はこの苛立ちに歪んだ解釈をつけたがる。
(大人しすぎると、何を企んでるかわからなくて、余計に不安なのよ!)
腹いせのように、公爵令嬢らしからぬ乱暴さで小石を蹴飛ばした。
地面にぶつかるたびに乾いた軽い音を発てて何度か弾んだ後、それはやがて草の陰に落ちて見えなくなった。
虚しさだけが、ルチアの胸を支配していた。
毎日のように、ルチアは以前シルヴィオに尾行された道を歩いた。
曜日を変え、時間帯を変え、しかし彼はその気配を現さない。
(飽きたのかしらね)
自嘲気味に暗い微笑みを浮かべながら、ルチアは何もかもがどうでもよくなり始めていた。
転生悪役令嬢として今世に生まれてから学園入学まで、ヒーローたちの攻略のために必死に準備をしてきた。
ヒロインではないという当たり前の障害を克服し、目当てのキャラを振り向かせることに着実に成功していった。
けれど彼らのうちの誰にも本気の恋心を持つことはできず、先の見えない袋小路で立ち往生している。
(結局私はまた、欲しくも無いもののために、間違った努力をしていただけなのかしら)
もう前世のように後悔しながら独りで死んでいきたくない。
けれど、彼女の本当に欲しいものとは、いったい何だったのであろうか。
そう逡巡する間中、銀色の髪が目の前にちらつくような気がしては、それを掻き消していた。
そんな日が続いて一か月くらい経ったであろうか。
放課後、ルチアはダミアーノに学園の中庭に呼び出されていた。
婚約者とはいえ、彼とは普段特にお互い干渉しない間柄である。
いったい何の用かと訝しく思いながらも、余程のことなのであろうと思えば断ることもできなかった。
ロレンツォには校門前で待つよう伝え、ルチアは中庭へ向かった。
驚くことに、そこにいたのはダミアーノだけではなかった。
オルランド、アドルフォ、レナートといった所謂攻略キャラたちに加え、シルヴィオの姿までもがそこにある。
デ・ジャ・ヴュ――というやつである。
前世のフランス語で既視感。
これは断罪イベントだ。
しかも、ダミアーノルートのルチアの断罪イベント。
中庭にダミアーノからの呼び出し、という時点でピンと来ていても良さそうなものだったのだが、ダミアーノルートを無視していたルチアにとっては、まさに晴天の霹靂だった。
悪役令嬢ルチアは、婚約者ダミアーノを横取りしようとしたヒロインを虐め抜いた結果、その現場を少なからず目撃していたヒーローたちに、集めた証言と共に断罪される。
その場で婚約破棄を突き付けられるのだが、こうなった原因としてダミアーノの移り気も見逃せるものではないので、ルチアは心優しいヒロインのお情けによって、この件は内々で処理して表面上は婚約破棄のみという処分で合意する。
それが本来のゲームの筋書きである。
イベントと違うのは、この場にヒロインがいないことと、シルヴィオがいることである。
ヒロインが編入してきてもいないこの段階においても、ルチアの断罪イベントは発生するのであろうか。
だとすればそれは、ルチアが前世の記憶を使って、強引にヒーローたちを三又で攻略してきた結果なのであろうか。
(いいわ。どうせ幸せになんてなれないなら、悪役令嬢として最後まで傲慢に高笑いしながら、退場してあげる。毒にも薬にもならない惨めな女のままで、独り静かに死んで忘れ去られるより、よっぽど爽快だわ)
三人の美男子の恋心を弄び、婚約者を裏で馬鹿にしてきた転生悪役令嬢ルチア。
その半生に、前世と比べれば既にルチアは満足している。
ここで断罪されるべきことがあるとすれば、婚約者を放置して三又を楽しんでいたことであろう。
そんなやりたい放題の悪女として糾弾されるなんて、女冥利に尽きるではないか。
腹を括ったルチアは、毅然として堂々と彼らの元へ歩を進めた。
「ルチア様、わざわざご足労頂きありがとうございます」
ゲーム通りの台詞が、ダミアーノから発せられる。
その表情は緊張に強張っている。
「オレは…。オレたちには、今日この場ではっきりさせたいことがございます」
ストロベリーブロンドの明るい髪に僅かに隠れたヘーゼルの瞳には、常の軽薄さは鳴りを潜め、緊張に強張った表情に似合う真剣な光が湛えられている。
見たことのある絵、聞いたことのある台詞である。
(何とでもお言いなさい。私は動じないわ)
開き直ったルチアに怖いものなどない。
ただ一つ気になるのは、彼らの斜め一歩後ろで俯いて震えているシルヴィオのことだけである。
「あら。皆様お集まりで、いったいどのようなご用件かしら?」
ゲーム通りの台詞を淡々と吐き出すと、オルランドが一歩進み出た。
「俺たちは今日ここで、見過ごすことのできない罪を明らかにしようと思う」
笑ってしまうほどにゲームの通り、儚げな美貌に憤りを滲ませたオルランドが告げる。
すると次に、アドルフォが前に進み出る。
「証拠は既に揃っています。罪には裁きを…それが正義です」
知った台詞を重々しく吐いた彼の隣に並び出るように、更にレナートが前に出る。
「誰にでも過ちはあります。しかし、目を背けていては汚れるのは自分自身の心です。新しくやり直すために、まずは罪を認めることが必要です」
レナートの神経質な美貌にも、一段と繊細な鋭い気配が漂っている。ここまで全て、寸分違わずシナリオ通りである。
「皆様、いったい何のことを仰っているのか、私にはさっぱりわかりませんわ」
だからルチアも、不敵な笑みを浮かべて完璧に演じ上げてやるのだ。
悪役令嬢ルチア・ヴェルディアナ・モンテサントを。
しかしそこで、ゲームとは全く違う展開が彼女の計画をぶち壊す。
オルランドの手によって彼らの前に引きずり出されたのは、華奢な身体を憐れなほどに震わせる、ゲームでは名前も出てこないモブキャラ。
(どうして、こいつが)
瞠目する翡翠の瞳の前で、罪人としてこの舞台に立たされたのは、シルヴィオ・ベルトロットであった。
「我々は、彼の罪を見逃すことができない」
厳かにそう告げる王子の前で、項垂れた銀髪の下級生は仔犬のように見えた。
「証拠を読み上げましょう――」
逞しい腕に紙の束を掲げ、アドルフォは目撃者と日付、シルヴィオの行動内容を読み上げていく。
ルチア自身気づいていた尾行の履歴を始めとし、ルチアの髪を拾ったことや、スキー実習での奇行、舞踏会で彼女のグラスに口をつけたこと等々、他の誰も気づいていないであろうと思っていた罪状が、次々明かされていく。
更には、ルチアさえも知らない場所で、朝早く彼女の席に腰掛けてその机に接吻していただとか、彼女が捨てた使用済みのちり紙を持ち帰っていただとか、彼女のロッカーの取っ手部分に頬ずりしていただとか、聞いているだけで恥ずかしくなるような罪状まであった。
赤くなったり青くなったりしながら、シルヴィオは黙ったまま小さくなって俯いている。
「シルヴィオ・ベルトロット殿。これらの罪を認めますか?」
鋭い視線でレナートが問うと、初めてシルヴィオが顔を上げ、おずおずと口を開く。
「はい。全て事実です」
そのシルヴィオの正面に立ち、ダミアーノがシルヴィオを厳しく見下ろす。
「ルチア様にこれらの変質的な行為を繰り返した君の罪を、オレは婚約者という立場から見逃すことはできない。これからもこういった迷惑行為を続けるつもりなら、この話はもっと大きな場所で決着をつけることになるだろう。オレとしては君にはできれば自主退学してほしいところだが――」
「ふ、ふふ…。あははっ!」
ダミアーノの台詞を遮ったその笑い声の主を、皆が振り返った。
その視線の先にいるのは、肩を震わせて笑うルチアである。
「な、何がおかしいんだ、ルチア。俺たちは文化祭で君の絵が勝手に描かれていたのを見た時から、君の身にこれ以上危険が及ばないようにと――」
困惑したオルランドが問いかける。
なるほど、現世の彼らはあれをきっかけに、ルチアを心配してシルヴィオのことを調査していたようだ。
「だって、皆様――特にダミアーノ様、あまりに酷いご冗談をおっしゃるのですもの。笑ってしまいますわ」
彼女のためを思ってのこととわかっていながら、ルチアは悪役令嬢らしく高らかに哄笑する。
ストーカーを断罪していた攻略キャラたちも、断罪されていた当人であるシルヴィオも、呆気に取られてその様子に見入っていた。
「罪を裁くのは裁判所のお仕事ですわ。私たち学生にその権利がございまして?」
最初にルチアが視線を投げかけたアドルフォは、ルチアが自分にこんな態度を取ったことが余程ショックだったのか、目も口も見開いたまま動けなくなった。
「それに、見過ごすことのできない罪だなんて、いったい何と言う名前の罪ですの?」
美しい碧い瞳を見据えたルチアは、オルランドの回答を数舜待ってから、その答えが返ってこないのを見て取って、呆れたように嘆息する。
何も言い返せず、オルランドは儚げな美貌を歪め、シルヴィオのほうを見て歯噛みした。
この世界には、ルチアの前世と違い、ストーカー規制法などは存在しない。
シルヴィオのした奇行の数々に、明確に法に触れることは何一つ無いことは、事実であった。
「罪かどうかは置いておくにしても、シルヴィオ様のなさったことについては、既に私から直接お話させて頂いて、謝罪も頂いておりますの。皆様のお集めになった証拠の中に、今年に入ってからのものはございませんでしたわよね?既に悔い改めた子羊を、人前で寄ってたかって責め立てるなんて、美しい所業ではございませんわ」
そう言いながらルチアがレナートの青紫色の瞳に視線を送ると、彼は気まずそうに表情を曇らせた。
「そして、ダミアーノ様。まるで私のためだと言わんばかりに、皆様を巻き込んで下級生を晒し物にして、いったい何が目的ですの?」
他の三人に対する時とは打って変わって、ルチアは敵意を剥き出しにしてダミアーノに詰め寄った。
「それはいったい、どういう意味でしょうか…?」
困惑しきったヘーゼルの瞳を揺らして、ダミアーノはルチアに詰められた距離を後退した。
「ご自分の素行は棚に上げて、『婚約者という立場から見逃すことはできない』ですって?面白いご冗談をおっしゃるではございませんか」
腰に手を当て、肩を怒らせて、容姿端麗という設定持ちの悪役令嬢は、整った顔立ちを鬼のように歪ませ、一歩また一歩と迫力満点に婚約者に迫る。
「正直に申し上げまして私、あなたに婚約者として尊重されていると感じたことはございませんの。お心当たりが十二分におありではなくて?他人様のことをとやかく言う前に、ご自分の日頃の行いを省みられてはいかがかしら?今回のこれは、あなたへの私の信頼が皆無であることを薄々お察しになって、婚約者の私への、ひいてはモンテサント公爵家へのご機嫌取りのつもりでなさったことかしら?」
口を半開きにしながら目を泳がせているダミアーノの表情が、心当たりがあるということをその場の全員に示してしまっていた。
それを見た他の攻略キャラたちは、この場に召集をかけたらしいダミアーノへの不信を漂わせる。
「この件に関しては、両家の当主も交えて、後日ゆっくりお話致しましょう。婚約者として見逃すことができない罪というものがあることは、私にもよくわかりましてよ」
恐ろしいほどに綺麗な笑顔で、ルチアはダミアーノのほうへ留めの一歩を繰り出す。
青ざめたダミアーノは、怯え切って体勢を崩し、その場に尻餅をついた。
「もうお話はよろしいかしら?」
冷酷と言えるほどに温度の無い微笑みを浮かべ、ルチアは攻略キャラたちを順番に見据えた。
ダミアーノ以外の三人は、ルチアの主張とダミアーノの様子から察することがあったのか、困惑しながらも黙って頷く。
それを見届けると、ルチアはそこまで呆然と成り行きを見守っていたシルヴィオの華奢な手首を、唐突に掴んだ。
「私、一対一でのフェアな話し合いが好みですの。このお話の続きはシルヴィオ様ときちんとつけて参りますから、皆様からはこの件に関して今後一切の口出しは無用ですわ」
そう言いながら、戸惑っているシルヴィオの手を引いて歩き出し、首だけで振り返る。
「ご厚意にだけは感謝申し上げておきます。そのお礼としてお伝えできることがあるとすれば…。皆様が断罪すべき相手は、もっと他にいるということですわ」
その自嘲気味なルチアの笑いの意味を理解できた者は、その場にはいなかった。
銘々に状況を呑み込み切れない攻略キャラたちをその場に残して、ルチアはシルヴィオの腕をぐいぐいと引っ張ってその場から遠ざかっていく。
引き摺られるようにしてついてきていたシルヴィオは、しばらくしてようやくまともに歩き出した。
「どうして」
か細い声で、シルヴィオが問いかける。
「ルチア様に、ご迷惑をおかけして、悪いのはぼくなのに…」
振り返りもしないまま、ルチアは唇の端を吊り上げて不敵に笑う。
「私、あの男のルートもこのイベントも、大嫌いなの」
その意味がわからないシルヴィオは、疑問符を浮かべたまま、ひたすらに手を引かれていく。
やがて中庭からは見えない、校舎の一角に行きつく。
偶然か、それとも運命の悪戯か、彼らは『美術保管室』というプレートのかかった部屋の前を通りかかった。
直感で鍵が開いていると思ったルチアがその戸に手をかけて引くと、ガラリと音を発てて戸が開き案の定中に入ることができた。
半ば強引にシルヴィオもその部屋の中へ放り込むように招き入れると、ルチアは後ろ手に戸を閉める。
誰もいないその部屋には、文化祭に展示されていた美術作品の数々が、所狭しと仕舞い込まれていた。
「鍵もかけていないなんて、不用心ね」
無味乾燥な声色で呟くルチアを、状況を解せないままのシルヴィオがおろおろと見つめている。
「いつまでそんな表情してるつもり?」
叱りつけるようなルチアの声に、反射的にシルヴィオは頭を下げる。
「ご、ごめんなさい…!」
銀色の髪がサラサラと、ルチアの眼前で行儀よく揺れた。
その頭を、彼女は優しく撫でてやった。
見た目通りサラサラとした感触の髪に指を通していると、ルチアはそれが心地良くてたまらない。
「あなたって、本当に馬鹿ね」
優しい声色とその仕草に、驚いた彼は身じろぎする。
「ねえ、ここにあるかしら?あなたの絵」
「多分…」
その答えを聞くと、ルチアは部屋の中を探し始めた。
それを見たシルヴィオも、手伝うようにあの絵の捜索に加わる。
「ありました。でも、どうして…?」
シルヴィオが見つけたその絵を示すと、ルチアがそちらに歩み寄っていった。
「気に入ってるのよ。もらって帰りたいくらいだわ」
そこにはルチアのプライベートな微笑みが正確に描かれた、上手すぎる肖像画がある。
「…作者が持ち帰るのは自由ですから、ルチア様がそう言ってくださるのでしたら、モンテサント公爵家へ届けさせるよう手配致します」
耳まで真っ赤にして照れ笑いしながら、控えめな上目遣いでシルヴィオがそう告げる。
「まあ。嬉しい!」
にこりと、ルチアは心から満ち足りて破顔した。
それを驚いたように見つめるシルヴィオは、まだ真っ赤な頬に突然ぼろりと涙を伝わせた。
「な、何泣いてるのよ!?私、別にあなたを虐めてないでしょ!?」
そのまま声も無く、シルヴィオは次々に涙を溢した。
先程まで余裕に見えたルチアは慌てながらもどうしていいかわからず、誰もいない部屋の中を助けを求めるように見回した。
「も、もう!意味がわからない!」
泣き始めると止まらなくなったのか、彼の涙は勢いを増すばかりで、いつしか嗚咽まで漏れてきた。
「ご、ごご、ごめんなさいぃ…!!」
「あ、ちょっと!!!」
限界だったのか、シルヴィオはその場から泣きながら走り去ってしまった。
後に残されたルチアは、なんだかその情景が懐かしくなって、ふっと笑みを浮かべた。
そしてそのまましばらく、彼が描いた自分の微笑みを、眺めて喜んでいた。
第十七話をお読みくださり、ありがとうございます。
ご愛読、お立ち寄りに心より感謝申し上げます。
そしてブクマや評価、励みになっております。
皆々様のあたたかい応援のおかげで、なんと!祝!100pt突破!!!です!!!!!
一人で飛び跳ねて喜んでおります!!!!
ありがとうございます!!!ありがとうございますっ!!!!!
人気作品と比べてしまえば、たったの100と思われてしまうかも知れませんが、無名作家の私にとって人生初の三桁ですので、喜ばせてくださいませ……!!!!
数字で全ての価値が決まる派では決してないのですが、こうしてアクション頂けることで、読んでもらえてると思っているのが私の勘違いではないということの証が目に見えるわけでして……! それはそれは嬉しいのです!!!!
感謝感激雨霰!!!!
さて、悪役令嬢の見せ場(?)であるはずの、断罪イベントにしては、ギャラリー少なすぎて地味な設定だったでしょうか。
断罪を逃れてしまったルチアの悪役ライフ、これからぐっと展開させていくつもりですので、お楽しみ頂けるものに仕上がっていればいいなと思っております…!




