初めてのゾーン
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「すごい!」
ドアを抜けると、自分が想像したとおりの庭?が広がっていた。まだ花などは植えられていないが、歩くところなどは大理石の様な白い石で出来ていて、とても綺麗だ。
とても広くて、奥の方には大きな館が見える。噴水もあって、自分が考えたものがそっくりそのままあることに驚いた。
『フィールド名を決めてください。
[]』
これは作った時から決めていた。
『[神有木の園]で間違いありませんか?』
「yes」
『神有木の園に決定しました!』
何故神有木なのかと言うと、このフィールドの真ん中に世界樹のような大きな木を作ったからだ。神様でも降りてきそうな木、と言うことで、神有木の園にしたのだ。
『設定完了です!認めた人や自分の所有しているもの以外は入ることができません。それでは!』
「それじゃあまたね。あっ、そう……」
ウィンドウがフッと消えた。
「全てのものに命があるならウィンドウにもあるかな…と思ったんだが…」
聞けなかったな…と考える。
「取り敢えず始まりの街にでも行くか!」
「キュウ!」
俺の長かったチュートリアルが終わり、新しい冒険が始まったのだった。