俺の家が…
ある朝目が覚めると詠唱の声がする。外に出ると
「右に軍団左に軍団お互いにらみ合い両方が詠唱を唱えるいつもの日常……ってそんなわけあるかぁぁぁぁ!!」
ここはバスル皇国の国境に位置する村そしていま隣国のルーガン帝国の侵略による大戦の戦場の中心になってしまっている。
「おいおいこのままだとこの村おわっちまうだろ!せっかく看板たててまで村作ったのに!」
そうこの村いやこの地帯はこの男の家しかなく看板をたてて勝手に村と言ってるだけだった。そんな男の後ろでドカン!!
「え、ちょ俺の家が…」
両軍が魔砲弾をうちはじめ爆煙のなかから両軍の兵士が雄叫びをあげながら迫って来ていた。
「よくもこの俺キルムの村をよくも破壊してくれたな…我と契約によって我に力をガンドルフ」
そういって両手を広げると左右に衝撃波がはなたれ両軍ともその衝撃波により迫っていた兵士の半数以上が戦闘不能になり帝国側の空に魔砲弾がうち上がった。
帝兵「退却!!!」
キルム「やばいちょっとやり過ぎた(笑)ひとまず逃げるか」
皇兵の女「ま…てそこのお…と…こ」
バタッ……
皇兵「セヒル様!」
2年後。大戦の結果は引き分けとなりこの出来事は神の裁きとも呼ばれるようになっていた。
ここは皇国の首都センラル
皇兵「セヒル様があのとき死なれずにほんとによかったですよ」
セヒル「ケビンその話はもう聞きあきたぞ」
ケビン「しかしあのときの男は結局見つかりませんでしたね」
セヒル「だがあの顔は絶対に忘れわしない」
そのとき目の前の飯屋から
「ここからでていきやがれ!」
の怒声とともに叩き出された一人の男
飯屋「金もないのに食べただとぉ?」
キルム「ちょっとぐらいいいだろ!」
叩き出された男はキルムだったキルムは数年間町を転々とし国境から首都センラルまで来ていたのだ
ケビン「ご主人落ち着いてください。衛兵この男を捕らえろ!」
セヒル「お前この私の前で無銭飲食とはいいどきょ……お前は!?」
ケビン「どうされました?」
セヒル「主人よこの男の飯代は私が払おうこれで許してはくれぬか?」
飯屋「セヒル様がそう言われるのでしたら」
キルム「セヒル様ありがうございます。このご恩は忘れませんでは失礼します」
セヒル「主人よ礼をゆう。ケビンその男を私の屋敷に連れてこい」
キルム「え?」