第三十一話レイヤー
俺はまた表の通りに出てみた・・
するとさっき声を掛けて来た女の子が、綺麗なお姉さんを連れて俺に話掛けて来た!
【女の子】「すいません」
【騎士】「あ、さっきの・・」
【女の子】「はい、写メを撮らせて貰った」
【騎士】「まだ何か用があるの?」
【女の子】「またライトさんと写メ撮らせて貰ってもいいですか?」
【騎士】「ナイトですけど・・いいよ、別に」
【お姉さん】「うわ~!ほんとの名前も似てるのね~!」
【騎士】「あの・・この方は?」
【女の子】「私達のリーダーです・・」
【お姉さん】「いいじゃない、いいじゃない、声もそっくりね~!」
【騎士】「リーダー?」
【女の子】「あっ、私達コスプレのチームをやっていまして・・」
【お姉さん】「私と並ぶとガンアウトオンラインそのものだわ~!」
どおりで派手な格好してると思った・・
レイヤーだったとは・・
俺は女の子に聞いてみた!
【騎士】「君は何のコスプレなの?」
【お姉さん】「私?見て分からないかな?ライト君だったら分かりそうなのに~」
駄目だ・・女の子に話してもお姉さんが答えてしまう・・
【女の子】「私がライトとアスミの子供のユミのコスプレでリーダーがアスミのコスプレをしています」
【騎士】「そうなんだ、俺そのアニメ知らなくて・・」
【リーダー】「え~!知らないの~!」
リーダー・・顔が近い!
【リーダー】「ダメよそんなんじゃ!
折角ライトにそっくりなのに!
勿体無いわよ!」
【騎士】「はあ・・」
【リーダー】「どうしようかな~」
【騎士】「・・・・・・・」
【女の子】「・・・・・・」
【リーダー】「そうだ!ライトにしちゃえばいいのよ!」
【騎士】「え~!」
【リーダー】「そういえばこの辺に・・・あった!」
【騎士】「何がですか?」
お姉さんが指を指した先には・・
コスプレショップ・・店内で好きなアニメのキャラクターに変身できます・・
【騎士】「帰ります・・うぐ!」
俺が逃げようとすると、二人で俺の腕を掴み店内に引きずり込まれた!
【リーダー】「ランランラン!」
【女の子】「ごめんなさい!」
【騎士】「やめてくださ~い!」