表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
セカンドワールド〈作られた伝説〉  作者: 無気力(むきりき)
第一章セカンドワールド編
2/142

第一話 奇妙な世界

「やっと、やっと出来た・・・・」


「やっと出来たんだ!」


「これで人類は、救われる・・・」


ガチャガチャガチャガチャドンドン!


「くそ!奴等め!ついにここまで!」


「だが、このボタンを押せば私の念願は、達成する・・・」


「開け!セカンドワールド!!!」


博士は、ボタンを押した


キュイーン!!!!


「いつの日か必ず悪の根を・・・・」







いつもと同じように朝がやって来た、目覚ましベルがけたたましく鳴り響いている。


いつもと様子が変な事に気付く、何でこんなに窓から陽の光が入って来るのか。


理解するには、時間が掛からなかった。


目覚ましを見た、只今の時刻8:00と出ている。


間に合わない・・・・・・


せかせかと学生服に着替え部屋のドアを開け足早に階段を駆け下りる。



キッチンには、母さんが膨れた顔をして待っていた。


「何時だと思ってるの!朝食は?」


「ゴメン!母さん、時間無いんだ」


俺は、母さんを振り切ってキッチンに用意されていた朝食の食パンだけ口に咥えあわてて靴を履いた。


「母さん!行ってくるね」


母さんを見ると全くもう・・といった顔をしながら


「行ってらっしゃい、車に気を付けてね。」


と、言って笑顔で答えてくれた。


母さんは、まだ若く他の子の母親とくらべても美人の分類に入っている。


父さんは、まだ俺が小さい時に事故で亡くなったらしいのだが父さんの写真が一枚も無いのが城守家の謎だ。


今日も明るく見送ってくれる母さんには、感謝の心で一杯だ!


そんなことを考えながら俺は、ドアを開けて学校に向かった。



忘れていたが俺の名は、城守騎士しろもりないとただの平凡な中学生だ。


年齢は、って次にくるのだがこの世界には何故か年齢が無いのだ。


正確には、年齢の代わりに(レベル)と、言うものが存在する。


ちなみに俺はレベル14なので、年齢で言うと14才だ。

レベルは、一年で1ずつ上がっていく。


当然レベルが高い方が力が強い、100才くらいのじいちゃんなんて鬼の様に強い!レベルが100だからね。


何ともおかしい世界だ、でもこんな世界を俺は、いや、この世界の人達は普通の世界だと思っている。


あと、この世界でおかしい事がもう1つある。


みんな誰もが生まれた時にスマートフォンを持たされる。


生活は全てこのスマホで賄うのだ。


例えばこの世界には、ショップと言うものが存在しない。


全てスマホで注文する、注文が確定して転送ボタンを押すと目の前にその商品が瞬時に現れるシステムだ。


しかもそのシステムを管理している会社こそがこの世界を管理している組織らしい。


急に誰かに頭を殴られた・・

顔を上げて見るとそこには、幼なじみの女の子が立っていた。


「いつもいつも遅い!!あんたのせいでまた遅刻じゃない!」


【騎士】「何でいつも待ってんだよ!さっさと先に行けばいいだろ!」


「あ!そう言うこと言うんだ!せっかく待っていてくれた相手にたいして言う言葉?」


【騎士】「分かったよ!ありがとーございました!はい、これでいい?」


「何よそれ!全く心がこもってな~い!」


いつもこんなやり取りを続けながら学校に行くのだ。


こいつの名前は、巣瀬風鈴すせぷりん変な名前である。


前に名前の事を笑った事があってその時は、頭にサーティトゥのトリプルアイスみたいなコブが出来た。うかつに笑えない・・・・




〈次回予告〉

【騎士】「プリンと出会ってから当校したが、俺の走るスピードが遅くて俺だけ遅刻してしまう!

廊下に立たされた俺に授業を抜け出して来たプリンに屋上に連れて行かれ、プリンが俺の事を心配していた事に初めて気付く!

次回セカンドワールド(第二話学校)

俺が守るのはお前だけだ!」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ