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決着
よろめきながら立ち上がるミレッシェに肉迫し、横っ腹を蹴り飛ばす。悪いが、元プレイヤーだとしても容赦はするつもりはない。
『こしゃくなぁ!』
ミレッシェは吹っ飛びながら霧の刃を俺に向けて二つ放つが、【獣化】した俺にそんなものは当たらない。
「【ダブルショック】」
『ぐぁぁぁぁ!』
壁に激突したミレッシェに【ダブルショック】を叩き込む。残りHPが五割から二割まで一気に減った。
「【断裂】」
『ぐぉぉぉぉ!』
【大太刀:血吸いの禍太刀】を背中から抜き、【断裂】でミレッシェの右腕を切り飛ばす。部位破壊ダメージと合わさって残りHP二割を削り取った。
『ぐぉぉぉぉぉ!おのれぇぇぇぇ!』
恨み言をいいながらミレッシェの身体から白い靄が出て行く。
「ありがとう、カナさん」
白い靄が出て行ったことにより、自我が戻ったのか俺に礼を言った。そして、ミレッシェはポリゴン片として砕け散った。
「終わった、か」
危ない戦いだったな。
まあそれはともかく。
後ろで武器を構えている奴らをどうやって説得するかねぇ。




