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【Skill&Level ONLINE】  作者: 柊 紗那
第九章 『忘却の谷』での死闘
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急走、『忘却の谷』へ

少しのしこりを抱いたままギルドへ帰ろうと歩く俺に、一つのメッセージが届いた。


「ガヤっていえば、【イーストウッド】の副ギルドマスターじゃねえか」


えらく珍しいな。数回挨拶しただけの俺にメッセージを送るなんて。まあ取り敢えず、見るとするか。


そんな軽い気持ちで見たことを、そう遠くないうちに後悔することになる。


『ギルドマスターが突然起き上がったかと思ったら、次は白い霧を噴き出しながら『忘却の谷』に走って行きました。私達は追いかけている途中です。良ければ助けてください』


おいおい、マジで?

















「どうなった!?」


「カナさん!」


メッセージに返信を返した俺は、すぐさま『忘却の谷』へ向かった。あれだけわいていたモンスターの姿もなく、直ぐにボス部屋にたどり着くことが出来た。そこには、ガヤを含めた三人のプレイヤーが立っていた。


「ギルドマスターはこの扉の奥に」


「三人はここで待ってろ!あと、何があってもあとで文句は言うな!」


それだけ言うと、俺は扉の中へ飛び込んで行く。


『よく来たな。哀れな子狼よ』


中には、全身から白い霧を噴き出したミレッシェが立っていた。


「どういうことだ」


『見ての通りだ。負けたこいつの記憶を奪い、そのあと体も奪った。ただそれだけのことだ』


なるほど、そういうことか。


「なら、お前を倒したら、ミレッシェはどうなる?」


『簡単なことだ。死ぬ』


あー、こりゃ【イーストウッド】に恨まれそうだな。だが、プレイヤーに憑依しているってことは、街の中にはいることができるということ。それはつまり、あいつらに被害が及ぶかもしれいないということだ。【イーストウッド】にゃ悪いが、ミレッシェには死んでもらう。


「【ダッシュ】」


小手調べとして、【ダッシュ】でミレッシェに肉迫した。






























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