ポーション作り
ゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリゴリ。
「っと、こんなもんか」
すり潰したサルガ草にぬるま湯をいれ、さらにすり潰す。
ゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリゴリ。
「ふむ、いい感じに色が変わったな」
色が半透明から緑色へ変化したのを見て、露店で買った紫色の月ノ草を入れる。そして、すり潰す。
ゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリゴリ、ゴリゴリ。
全ての行程が終わり、すり鉢に入っていた液体がアイテムとして床に現れた。
「完成か。一応失敗しなかったみたいだが、効果はどうだ?」
『上級解毒ポーション
作成者:カナ
効果:HPを30%回復。毒を100%解毒』
おいおい、こんなものを市場に出したら崩壊するぞ。今回は失敗はしないとは思っていたが、まさか作成者がオリジナルレシピで作った奴が成功するとこんなに効果が高いなんてな。ちなみにオリジナルレシピでの挑戦はこれで15回目だ、
「まずはこれを量産と」
メニューから量産を選択し、上級解毒ポーションを170個量産する。そして、ギルドメンバー全員に配布する。
数秒後、十七人分の悲鳴がギルドホールに響き渡った。
「いやだから、オリジナルレシピだって」
あのあと、どういうことかと詰め寄って来たエミリアとカヤに説明すること約十分。
やっと納得してもらえた。
「それにしても、にぃにはいろいろとぶっ飛んでるよね」
「そうですね、確かに」
おいおい、ぶっ飛んでるはひどくないか?俺はギルドメンバーのことを思ってだな。
…………まあいい。
「とにかく、そういうわけだから、使ってくれ。まだ倉庫にいっぱいあるからな」
そういい、片付けを始める。いろいろ出したな。片付け大変だ。
「そういえば、ギルドメンバーのレベルは大体どのくらいになったんだ?」
レベリングに行ったとは聞いていたが、レベルは聞いてなかったな。
「んっと、大体50くらいかなぁ?」
へぇ?それはすごい。
「ってことは、【死神の気まぐれ】は間違いなく最強ギルドか」
「そうですね」
よしよし、これでひとまず安心か。
「ねぇにぃに、安心って顔をしてるけど、なにが安心なの?」
「これでお前らに言い寄る男はいなくなったと思ってな。お前ら、男性恐怖症だろ?」
そういった瞬間、エミリアとカヤの顔が朱色に染まった。
なぜ?




