表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【Skill&Level ONLINE】  作者: 柊 紗那
第二章 現実世界への第一歩
8/115

掲示板

ピピピッピピピッピピピッ。


「お?朝か」


六時半にかけていたアラームが成り、目が覚める。


「そういや腹減ったな。満腹度ってどうなってるんだろ」


ステータスを開き、満腹度をみる。あ、結構ギリだ。20%って危なかった。

俺は一階へおり、料理を頼む。メニューはパンとスープを選んだ。


「なかなか。うん。うまいな」


いくらリアルでも、現実世界の料理には劣るだろ、と思ったが、下手したら現実世界の料理よりうまいんじゃね?

満腹度が100%になったことを確認し、フィールドへと出かける。




「相変わらずどんよりしてるな」


さて、モンスターモンスターっと。お、いたいた。


「キラービーLV13か。即効撃破だ」


双剣を抜き、【ダッシュ】を使い、キラービーとの距離を一気に詰める。早めに俺に気づき、スキルを使おうとする。


「させるか!【ダブルスラッシュ】!」


だが、AGI特化の俺にとっては遅い。双剣がキラービーを切り裂き、HPを全損させる。さて、ドロップ品は、【毒蜂の毒針】【蜂蜜】か。蜂蜜ってレアドロップじゃん。ラッキー。


「ゴーレムのLVもあげないとな。サモン:ゴーレム」


「ゴー」


相変わらたっかいな。三〜四mくらいか。 さて、獲物は何処だ〜?あ、いたいた。ポイズンサーベントLV15か。


「ゴーレム、ポイズンサーベントに攻撃しろ」


「ゴーー!」


ゴーレムは、腕を振り上げ、ポイズンサーベントに叩きつける。


「シャーー!」


ポイズンサーベントのHPが三割削れる。


「【ダッシュ】うおぉぉおらぁ!【二連撃】!」


ダッシュ一気に距離を詰め、二刀流剣術スキル【二連撃】を使い、ポイズンサーベントの頭に攻撃する。クリティカルポイントに当たり、残りのHPをすべて削る。


「よし!倒した!【毒蛇の牙】【毒蛇の皮】か。よしよし。この調子でやるぞ、ゴーレム」


「ゴー」


俺は奥に進む。【索敵】で半径10mに敵がいないことを確認し、新しく召喚できるモンスターを見る。



リザードマン LV1


AGIが高いため、素早く動ける。バランスがよく、盾を持つことができるため、安心して背中を任せられる。



ウェンウルフ LV1


HPとVITが低く、打たれ弱いが、AGIが高く、その素早さで敵を翻弄する。



この二つか。ま、リザードマンだろ。AGIなら俺がいるしな。


『リザードマンと契約しますか?yes/no』


yesと。


『リザードマンと契約しました』


「そういやブラックベアと契約したんだっけ?サモン:ブラックベア」


「グオォ」


おお、なんか強そう!……あ、ブラックベアがPOPした。せっかくブラックベアを召喚したんだし、共闘といきましょうか!


「【半獣化】!ウォァァァア!」


種族特性の半獣化を使い、よくある狼男の姿になる。【半獣化】を使うと、使っている間、満腹度を消費するが、その代わりにAGI、STR、VITが強化される。満腹度は、結構な早さで減る。【満腹度減少抑制・小】はこのためだ。


「いくぞ!ブラックベア!」


「グォォォオ!」


ブラックベアと一緒に、ブラックベアへと駆ける。


「【ビーストクロウ】!」


俺のAGIのため、まだ気づいていないブラックベアの懐に潜り込み、【ビーストクロウ】で攻撃し、HPを七割削る。


「グォォォオ!」


俺にタゲがいき、俺が召喚したブラックベアに気づいていない。


「【ビーストクロウ】」


ブラックベアの後ろから、俺が召喚したブラックベアが【ビーストクロウ】で敵のブラックベアの残りのHPを削る。

HPがなくなったブラックベアは、ポリゴン片となって砕け散った


「ナイス!」

「グオ」


【半獣化】を解除し、元に戻る。

【半獣化】を使うとうまくブラックベアと連携が取れるな。一応満腹度を見ておくか。

95%か。一応【満腹度減少抑制・小】は役立っているのかね。


『ゴーレムのレベルが12に成りました。ブラックベアのレベルが14に成りました』


おお。ついに10を超えたか。ま、格上相手にしてるから上がるかそりゃ。


「でも、結構奥にきたな。ん?セーフティーエリア?なんでこんなところに」


なにか周りにあんのか?例えばイベントとか。お、ボス部屋じゃん。挑戦しとくか。


「の前に、ここのモンスターがスキル使うことを掲示板に書き込んどくかな」







掲示板:攻略スレ



1:エーズ

真面目に攻略しているやつっているのかね?


2:ファミリア

いるけど数は少ないだろうね。


3:ウロス

1<そういうお前はどうなんだ?


4:エーズ

俺か?俺は情けなくも始めの街でぶるってる………


5:ファミリア

あー気持ちはわからなくもないね。事実私もそんなもんだし。


6:ウロス

まあな……


7:カナ

雑談中失礼。

『黒の森』の情報


・大体モンスターのレベルは12〜16。14以下のモンスターは稀で、大体が15〜16。

・モンスターがスキルを使う。

・キラービーやポイントサーベントなどが毒らせるスキルを使ってくるため、毒消しは必要不可欠。

・ライトや【夜目】がないと攻略不可能。生い茂った木々の枝葉で光が閉ざされ、全体的に暗い。

・特にブラックベアに要注意。全身が黒く、見つけにくい。AGIが他のモンスターより高く、攻撃のスピードも速い。しかも威力大。それだけではなく、【ビーストクロウ】を使ってくるため、よりはやく、より威力が上がった攻撃をしてくる。ちなみにAGI特化の俺でもよけるのはギリギリだった。俺はいま、『黒の森』のボス部屋の前にいる。


8:エミー

うそ!?もうそんなところにいるの!?


9:ウロス

うはwwwwなにそのシビアなゲームwwwww


10:エーズ

すげぇ!ってことはカナめちゃくちゃ強いってことじゃん!


11:ファミリア

AGI特化の人でもギリギリか。よけるの無理だね私達は。


12:エミー

そうだね。7<ちなみにモンスターの種類、わかる?


13:カナ

あー俺が戦ったのは、

ブラックベア、キラービー、ポイズンサーベント、トレントだな。


14:ユロ

すまん。貴重な情報感謝する。


15:カナ

いいさ。攻略の助けになるなら軽いもんよ。


16:ウロス

うはwwwwいいやつwwww


17:エミー

15<ちなみに何レベ?


18:カナ

俺か?俺はLV15だ。


19:エミー

……………………


20:ファミリア

……………………


21:ウロス

……………………


22:エーズ

……………………


23:ユロ

……………………


24:ファミリア

し、職業は?


25:カナ

第一職業:剣士 第二職業:召喚師


26:ウロス

不遇職じゃん!


27:エミー

うそだ!?不遇職でそこまでいけるの!?


28:ユロ

MP消費はどうした!?召喚時と召喚している間のMP消費はどうした!?


29:カナ

MP?んなもん消費してねぇよ。


30:ユロ

∑(゜Д゜)


31:エミー

∑(゜Д゜)


32:ファミリア

∑(゜Д゜)


33:エーズ

∑(゜Д゜)


34:カナ

お前ら被ってんなww


35:ファミリア

ど、どうやって!?


36:カナ

ん?【MPコストカット】て言うスキルがあって、28<の言うMPを消費しなくても召喚できる。


37:エミー

なんてチート


38:エーズ

ずりぃ


39:ユロ

いや、ずるくはないぞ。多分そのスキルは始めにもらえるスキル。いわば隠しスキルってやつさ。カナは自分で見つけたんだからずるくはない。


40:ウロス

確かにそうだな。


41:カナ

ま、そんなわけで、ボスは俺がクリアしてもいいか?


42:エミー

いいよ


43:ファミリア

いいよ


44:ウロス

おk


45:エーズ

おk


46:ユロ

すまん。頼んだ。


47:カナ

あいよ。









「ま、こんなもんか。一応許可もらったし、あとで文句言われることもないだろ」


んじゃ。挑戦しますかね!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ