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【Skill&Level ONLINE】  作者: 柊 紗那
第七章 かけがいのないもの
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殺戮

凶報は俺が執務をしている時にやってきた。

普通ならばノックをし、中にいる人が返事をしなければ開かないはずの扉を勢いよく開け、ホルンが息を切らし、部屋の中に飛び込んできた。


「助けて、くださいっ!お願いします!」


「どうした?なにがあった?」


ホルンのただならない雰囲気を感じ取り、椅子から立ち上がる。嫌の予感しかしねえ。


「私達は、『湖の桟橋』でレベル上げをしていたんですが、【蜜の溜まり場】が襲ってきました」


なっ!?


「エミリアさんとカヤさんが引き受けて、私達を逃してくれたんですが………二人はっ!」


泣き崩れるホルンの肩に手を置き、扉を開ける。


「大丈夫だ。安心しろ。それじゃ、いってくる」


不思議と俺は落ち着いていた。いや、怒りや殺意を通り越した、というべきか。ウィンドウを操作し、武装する。


「必ず、殺す」


そうつぶやいた俺は、全速力で『湖の桟橋』へ走った。












「いた」


飛び出すザハギスを蹴散らしながら進むことしばらく。二十三人のレッドプレイヤーがエミリアとカヤを取り囲んでいた。恐らくこれで【蜜の溜まり場】全員だろう。ギルドマスターがなにか話しているようだが、そんなもんは関係ない。


「何やってんだてめぇらぁ!【獣化】!【ウォォァァァァァァァア!!!!!】【ウルフショック】!」


【獣化】して【咆哮】し、【ウルフショック】で一気に吹き飛ばす。【蜜の溜まり場】の約半分がポリゴン片となって砕け散った。


『PK数が十人を超えたことにより、マーカーが赤になります。マーカーが赤に固定されました』


そんなもんは!


「関係ねぇ!【ダブルクラッシュ】!」


残り半分を【ダブルクラッシュ】でポリゴン片と変える。


「ひ、ひぃっ!?」


「逃げんじゃ、ねぇよ」


残った一人が無様な格好で逃げようとする。恐らくこいつがシーナだろう。


「【死神の気まぐれ】に、俺に喧嘩売ったことを後悔して死にやがれ」


【大太刀:血吸いの禍太刀】を抜き、【断裂】でシーナをポリゴン片と変える。




曲がりなりにも一つのギルドが、数分も掛からずにカナによって消滅した。























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