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【Skill&Level ONLINE】  作者: 柊 紗那
第六章 機械仕掛けの虹の女神
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特殊クエスト III

「グォォォォォォォォ!!」


「【ウォォァァァァァァァッ!!!】」


お互いに咆哮し、お互いに打ち消し合う。衝撃波が撒き散らされ、地面を削る。


【ポイズンファング】


「っとぉ!あっぶねぇな!【三重召喚:雪月・紅月(こうげつ)・グロウウルフ】!」


大口をあけ、エルドランドは俺に噛み付いて来る。それを俺は、手にもった【大太刀:血吸いの禍太刀】で受け流した。

俺は、召喚師のLVが15になったことにより、使用可能となったスキル。三重召喚を使い、フロスト・ゴーレムとブラッティベアと、召喚師のLVが10の時に新たに手に入れた召喚獣、グロウウルフを召喚する。さぁて、暴れようか!


「これからが本番だ!相棒達!好きに戦え!」


「ゴーー!」


「グォォ」


「グルゥ!」


【ダッシュ】でエルドランドに肉迫しつつ、召喚獣達に指示を出す。指示を受けた召喚獣達は、思い思いにエルドランドへ飛びかかる。エルドランドの注意が召喚獣に向いたところで、エルドランドの眼前へ【ジャンプ】で飛び上がる。


「余所見は、禁物だッ!【納刀術奥義・桜花乱舞】!」


「グォォォォォォォォッ!!!!」


【一刀流剣術】スキルの熟練度が上昇したことにより、新たに増えたスキル、【納刀術奥義・桜花乱舞】を発動させ、数えるのが億劫に程の斬撃を、エルドランドの頭へ叩き込む。大きなエルドランドの咆哮と共に、桜のエフェクトが咲き乱れ、華やかに飾り付ける。切れば切る程与えるダメージは増え、炎属性ダメージを与え、エルドランドのHPを五割削り取った。


「【ジャンプ】」


すべての斬撃を叩き込むと、俺はエルドランドの頭を踏み台に、バック宙をしながらエルドランドから大きく空中で距離を取り、納刀する。奥義が増えたのは、抜刀術だけじゃないぜ。


「おまけだ緑龍!【抜刀術奥義・宵闇を照らす一閃】!」


「グォォォォォォォォッ!!!!」


納刀した【大太刀:血吸いの禍太刀】を、【抜刀術奥義・宵闇を照らす一閃】を発動させて抜き放つ。大きな三日月型をした光の斬撃が、ものすごい速さでエルドランドへ向かっていき、エルドランドを切り裂いてあたりを光で照らし尽くした。【抜刀術奥義・宵闇を照らす一閃】は、大ダメージと光属性ダメージを与えるスキルだ。【納刀術奥義・桜花乱舞】と同じく、エルドランドのHPを五割削り取る。


「っと、残りはHPゲージ二本か。奥義というだけのことはあるな」


「グォォォォォォォォァァァァァァッ!!!!【混沌の飛爪】!」


「しまっ!?」


エルドランドは、大きな腕を振り抜く。その時、【危険察知】が、俺の頭の中にかつてない大警鐘を鳴らす。が、既に遅かった。闇色の三日月型をしたものが飛来し、俺たちのいる地面を抉り取った。轟音と暴風を撒き散らし、砂煙を巻き上げる。なす術なく俺は暴風に吹き飛ばされた。地面を転がり、湖の中に沈む。なんつー威力だよ。さっきまでの攻撃と桁違いじゃねえか。はっ、HPが六割も削られてやがる。【湖竜峯シリーズ】なけりゃあ今頃死んでるぞこの野郎。


「ぶはぁっ!【泳ぎ】ねえのに水中で身動きが取れるかってんだ。って、マジかよおい」


湖から上がり、顔を上げると、【混沌の飛爪】の威力を痛感した。膝立ちになった雪月の左腕は、肩から切り裂かれ、胴体に二本の大きな切り込みが入れられていた。オイオイオイ!いくらレベルが下っつっても、変化してからVITあがってるんだぜ?なんで一撃でHPがイエローゾーンまで削られてんだよ。あれか?直撃してたら俺は死んでたのかよ。


「雪月、すまん!」


「ゴーー!」


雪月に、中級HPポーションをかけて、HPを二割回復させる。ちなみに中級HPポーションは俺のお手製だ。


「【ダッシュ】【ジャンプ】!おぉぉらぁ!【クロススラッシュ】」


エルドランドの顔に肉迫し、【クロススラッシュ】、右袈裟斬りと左袈裟斬りを叩き込む。ちっ、一割しか削れねえか。


「グォォォォォォォォ!【ビーストクロウ】」


「グルアァ!」


ブラッティベアとグロウウルフがエルドランドに攻撃する。ブラッティベアがスキルを使ってるところを見ると、モンスターを召喚獣した場合のみ、モンスターが持っていたスキルを使えるみたいだな。っても、二体合わせて一割しか削れてないけども。


「はぁ、はぁ、はぁ。【抜刀術・飛燕】!」


「グォォォゥ!」


ちょっ!弾き返した!?何つー野郎だ、バケモンか。中級HPポーションを飲んで、HPを四割回復させる。


「ふぅぅぅぅぅぅ。【ウォォォォァァァァァァ!!】」


「グォォォォォォォォ!!!」


「ゴゴゴーーーーー!!」


「グルアァ!!」


「グォォォォォォォォッ!!!!」


俺達と、怒り狂ったエルドランドの咆哮がぶつかり合い、あたりに衝撃波を撒き散らしていく。オイオイオイ、俺達三人でやっと打ち消せるってどんな咆哮だよ、全く。勘弁してくれって。だけどな……


「負けるわけには、いかねぇんだよ!【ダッシュ】」


俺が死んだら、ギルドメンバーは誰が守るんだ。絶対に、負けられねえ!













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