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【Skill&Level ONLINE】  作者: 柊 紗那
第三章 初めてのパーティープレイ
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各々の実力2〜ファミリア・ユロ〜

へえ。ファミリアの武器は片手剣と盾か。


「私の相手はキラービーね。先手必勝!【ステップ】」


キラービーがPOPして直ぐに【ステップ】でキラービーの背面に移動する。が、キラービーに気づかれ、振り向きながら、ファミリアに針を刺そうとする。


「これが毒攻撃ね!」


ファミリアは針を盾で防ぐ。針を受け流しながす。


「隙が出来たね?【スラッシュ】」


「できたんじゃなくて作ったんだろうが!


針を受け流され、体制を崩したキラービーに【スラッシュ】で斬る。


「おっと。おおっ!【バックステップ】取得した」


STRに振ってないのか、武器が弱いのかわからないが、キラービーのHPは三割程度しか削れていない。斬られたキラービーは、無理矢理体制を正し、噛み付こうとする。が、ファミリアはいち早くそれに気付き、バックステップで避ける。ファミリアは【バックステップ】を取得して少し上機嫌だ。


「また出来たね!【ダッシュ】に 【スラッシュ】と【ステップ】そして【スラッシュ】」


バックステップをした事で離れた距離を【ダッシュ】 で縮め、【スラッシュ】を決める。さらに【ステップ】で背面に回り、【スラッシュ】で止めを刺す。


「なかなか堅実な戦い方をするな」


「それが性分だからね」


ファミリアはまさに頼れる姐さんだ。無茶なことはせず、確実にいけると思った時だけ行く。盾での受け流しも完璧だった。体制を崩させる誘導も完璧だ。


「つぎは俺が行こう」


ユロね。武人はどんな戦い方をするのかな?


「俺の相手はブラックベア、か。いざ参る【ダッシュ】」


ブラックベアにユロは【ダッシュ】で突っ込む。


「【スラッシュ】」


ブラックベアのAGIよりもユロのAGIの方が若干高かったようで、すれ違いながら抜刀し、【スラッシュ】をブラックベアの横腹に叩き込んだ。ブラックベアのHPを四割削り、ブラックベアは怯みながらも体を捻り、腕をユロに振り下ろす。


「【受け流し】むう!」


へえ。【受け流し】なんかあるんだな。ファミリアの盾の時はスキルを使わなかったか、取得していなかった。ということは、こうないうことになるな。


・【受け流し】を取得するためには、武器で敵の攻撃を受け流さなければならず、盾では取得できない。


・【受け流し】は盾では使用できず、武器のみ使用できる。又は、盾専用の【受け流し】スキルみたいな物が存在する。


だいたいこんなものか。

ブラックベアの腕をユロは【受け流し】で受け流そうとしたが、【受け流し】が完璧じゃなかったか、STRが足りなかったためか、足が地面に少し減り込み、ユロのHPが二割減少した。


「【ジャンプ】【スラッシュ】」


体制を崩したブラックベアに向かって【ジャンプ】し、ブラックベアの頭に【スラッシュ】を叩き込む。クリティカルポイントに当たり、ブラックベアがポリゴン片となって砕け散った。


「なんとも言えないな」


「まあな」


ユロの戦い方は、よく言えばカウンターがしやすい。悪く言えば脆い。【受け流し】により隙を作り、そこに攻撃をする、と言う戦い方をしているようだ。AGIにステータスポイントを振っているようで、動きが素早い。が、さっきみたいに、重い攻撃を受けたり、【受け流し】が完璧にできなかったりした場合、【受け流し】が崩れ、もろにダメージを食らうことになる。【受け流し】に失敗した後の隙もデカイため、一度は攻撃を食らうだろう。見た感じ、ステ振りが中途半端だ。AGIはいいとしよう。が、STRにVITが中途半端すぎる。何よりもDEXか高い。別に投擲するわけでもないのに、無駄にDEXが高い。この戦い方は即修正するべきだろう。STRが低すぎる所為で、【受け流し】ができてないようだからな。


「さーて、次は俺だな」


「死に戻りするなよ。まだ死なないって決まったわけではないんだからな」


「おうよ」


【拳闘士】はどんなスキルがあるんだろうな。













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