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【Skill&Level ONLINE】  作者: 柊 紗那
第十章 混沌の塔
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大群

あの後、風呂から出た俺は一人で部屋の中で寛いでいた。手には白華凍剣フリージアを持っている。鞘から刀身を抜き、ギラリと光る刃を見る。


「俺は幸せ者だな」


家族同然のメンバーからこんな物を貰えて、嬉し過ぎて涙が出そうだ。エミリアはあの後わかれる直前に行っていた。これは今まで俺が行動して来たことへの感謝の気持ちだと。俺が行動した結果がこれだというならば、これほど嬉しいものはない。


「それにしても、明日からの攻略が捗りそうだな」


俺の攻撃力が高過ぎるせいでほとんどのモンスターに俺がトドメを刺していたが、これからはサポートにも回れそうだ。

そうすると多少メンバーにも多く経験値が回るだろう。


「明日が楽しみだ」


そう呟くと、鞘に戻した白華凍剣フリージアがカタカタと震えた。そうか。お前も早く暴れたいか。左右の刀身の長さが違うために若干の慣れが必要だろうが、強力なことに変わりはない。

そっと魔術刻印に触れる。


「エミリア」


気のせいだろうか。一瞬エミリアの温もりが指先に触れた気がした。









カァンッと小気味いい音が塔内に響く。剣と剣が打ち合い、そして離れた。


翌日、俺は塔内でメンバー達と共にスケルトンソルジャーの大群に遭遇していた。スケルトンソルジャーを率いるのは骸骨龍だ。骸骨龍は魔術師隊が食い止めているが、たまに火球が飛んでくる。


「【スラッシュ】」


白華凍剣フリージアがスケルトンソルジャーの一体の体を断ち切る。そしてもう一方の剣の切っ先が接近して来たスケルトンソルジャーの頭骨を砕いた。


「なんとまぁ痛快な!」


こんなにも簡単に敵を屠れるとは!侮り難しフリージア!なんてな。


「前衛!俺は骸骨龍を殺りにいく!後はたのんだ!」


駆け出しながらそう叫ぶと、前衛達がはいっと返事をした。


「【威圧】根性のねぇやろうは引っ込んでろ!」


バッシブスキル【絶対強者】とあいまってスケルトンソルジャー達が俺の進路を開けて行く。たまに飛び込んでくる奴がいたが、フリージアによって会えなく切り裂かれた。


「おぉらぁ!」


骸骨龍の手前で真っ直ぐジャンプし、勢いをつけて骸骨龍に切りかかる。勢い良く振り下ろされたフリージアは、骸骨龍の頭骨を真っ二つに割った。
















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