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【Skill&Level ONLINE】  作者: 柊 紗那
第十章 混沌の塔
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お風呂

十一階層にポータルを設定した俺達は、ギルドホームへ帰還した。皆かなり疲れたようで夕食もそこそこに、お風呂へと向かっていく。俺もその流れに逆らわずにお風呂へと入って行った。


「はぁ〜」


湯気を立たせる湯船の中に沈む。疲れが一気に体から抜けて行く感覚に思わず吐息が漏れた。

今日は疲れたな。十六時間ぶっ続けで塔に潜り続けてたのか。流石に皆も疲労を隠せない様子だったな。


「少し潜る時間を減らすか?」


まだ八十階層以上あるんだ。そんなに急ぐこともないし、皆の体調を優先しないと。


「その必要は有りませんよ、カナ」


考えながら湯船に背を預けた瞬間、聞き慣れた声がお風呂場に響いた。ガラガラと引き戸を開けてお風呂場に入ってくる。湯気でよく見えないが、堂々と男湯に入ってくる人っていったら一人しかいない。


「いや、その必要はあると思うぜ?エミリア。あまり根を詰め過ぎても体に毒だ」


「皆貴方の役に立てて嬉しいんですよ」


バシャンと湯船のお湯をかぶり、俺の隣に浸かる。そして、頭を俺の肩にのっけた。


「いつも貴方一人が攻略してきたじゃないですか。だから、こうして皆で攻略出来るのが嬉しいんです。カナ、貴方と攻略出来る喜びを、皆から奪わないであげてください」


「たとえ熱を出して寝込んでもか?」


不思議そうな俺の問いに、エミリアは笑顔で頷いた。


「そういうものか」


「はい。そういうものです」


そこまでして俺の役に立てて嬉しいのか?というか、いつも皆俺の役に立ってるぞ。それじゃ不十分なのかよ。


「わかった。時間は減らさない。でも、ちゃんと休めよ?」


「はい」


そう言うとエミリアは俺の前へ移動し、抱きついてきた。これは、かなりまずいぞ。胸のあたりにエミリアの双丘が。

罰が悪くなって顔をそらす。


「赤くなってますね」


「うっ」


バレないように顔をそらしたのだが、鋭く気づかれてしまった。

赤くなった俺に気を良くしたのか、俺の背中に足を回し、更に密着してくる。


「ばっ、ばか!やめろ!俺も男だぞ!」


「ええ、それが?」


「理性じゃ抑えきれなくなって襲うかもしれない」


「別にいいですよ?カナになら手を出されても」


誘うかのような笑みと共に言われた言葉に、一瞬理性が崩れかける。あ、危ない。本当に襲うところだった。


「ふふっ、これくらいにしておきましょうか」


「なら、最初からくっつかないで欲しかった」


し、心臓に悪い。



























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