戦闘開始
現在、俺達は五階層にいる。あれから八時間がたった。塔内はかなり広く、階段を見つけるだけでも一苦労だ。それに加え、宝箱なども開けて行っているためここまで時間がたってしまっていた。
「止まってくれ」
塔の中は基本的に暗く、ライトか夜目で進むような形となっていた。が、夜目やライトがなくても十分な光が付く大広間へ出た時、嫌な予感を感じた。直ぐさま停止を促す。
「あれは、骸骨龍か。ここにきて厄介なやつが出てきた」
「どうします?」
俺の言葉に対して、ヒカリがそう訪ねてくる。
「他に道もないし、押し通るしかない。仕方が無いか。【付加魔術師】は俺が出たらありったけの強化をしてくれ。頼んだ」
それだけ言うと、【双剣:湖竜刀水桜】を抜き放って大広間の中へ躍り出る。
「「「『STR、AGI、DEX、VIT、MDF強化』『聖属性付加』」」」
「「「『フレイムジャベリン』」」
【付加魔術師】の強化の他に、エミリアを筆頭した【魔術師】達の魔法が骸骨龍へ殺到する。
「飛ばしていくぞ!【納刀術奥義・桜花乱舞】」
燃え盛る骸骨龍に肉迫すると、【納刀術奥義・桜花乱舞】の連撃を怒涛の如く叩き込んで行く。
「私たちの魔法よりも与えるダメージが多いなんて、なんて化け物」
「【付加魔術師】の付加があってのことだからな!?」
ボソッと聞こえた言葉にツッコミをいれながら、骸骨龍から距離を取る。
「しぶといやつだな」
炎の中から現れたのは、ボロボロになった骸骨龍だった。




