表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
34/37

第29話 全ての想い


「……できた。」


完成品を目の高さまで持ち上げ、

じっと見つめる。


そのまま魔力を流し込んだ。


――カチリ。


……嫌な音だ。


「……ちっ。解体(カイタイ)。」


青白い光が走り、

魔法陣が一瞬だけ浮かんで――砕け散る。


力が抜けて、片端が床に落ちた。


ため息ひとつ。

しばらく黙り込む。


「……よし。最初からやり直しだ。」


分解に取りかかったところで、

背後から不機嫌そうな声。


「はぁ……小僧、また失敗かよ?」


「……なんで俺の背中に張りついてんだ。

 仕事しろ。」


振り返ると、

グレンおやじが腰を下ろしていた。


手には氷の浮いたジョッキ、

もう片方にはつまみ。


こっちは汗だくで作業中だってのに。

……観客かよ。


「仕事? 今、何時だと思ってんだ。

 定時どころか晩飯も過ぎてるぞ。」


「……そうか。」


言われて、ようやく腹が鳴る。


……腹も減った。

けど、それより水だ。


俺の水筒は――


「ほらよ、ここ。」


「……助かる。」


受け取って一気にあおる。

喉が潤う。

水筒を置いたとき、ふと気づいた。


「スピカ……まだ帰ってなかったのか。」


さっき夕食を運んできたとき

軽く礼を言って、

弁当を脇に置いた。


もう帰ったと思ってたのに、まだいる。


「夕飯、まだでしょ。

 いったん休憩して、

 ちゃんと食べてから続きにしたら?」


「……そうだな。……」


腰を上げかけたところで、

グレンおやじがさらに追い打ちしてきた。


「小僧、

 いったい何をこねくり回してんだ?

 組んじゃ壊し、壊しちゃ組み……

 素材は空から降ってこねぇぞ。」


こめかみがぴくりと引きつる。

深く息を吐いて、短く返す。


「……話はついてただろ。」


濡れタオルで顔を拭い、工房を見渡す。


台車、フレキシブルライト、

机の角に噛ませたクリップライト。


壁際には、

先輩たちの工具で満杯のツールワゴン。


そして――

グレンおやじの机に広げた設計図。


顎でしゃくって示すと、

おやじの視線も自然とそっちへ流れた。


それは俺が描いた――「天井クレーン」。


グレンおやじは意図に気づいたのか、

ため息をひとつ。


「小賢しい工夫ばっかしやがって……

 まあ、確かに便利だ。

 

 ライトはともかく、

 ツールワゴンの設計は悪くねぇ。

 あのバカどもも、

 やっと工具探しから解放だな。」


次に台車へ視線を滑らせ、鼻で笑う。


「ふん……見た目は大したことねぇが、

 元のより使える。

 重てぇ鋼材を持ち上げて積み込む

 手間が消えた。」


最後に、あの設計図。


「だが、一番面白ぇのはこいつだ……。

 本当に造れりゃ、

 工房中の荷を空から運べる。

 俺には浮かばなかった発想だ。」


俺は返事もせず、鼻を鳴らすだけ。


全身のべたつきがいやで、

タオルを手に裏庭へ出る。


夜風は冷たく、

水桶だけがかすかに光を返す。


「……ふぅ。」


顔ごと冷水に沈めた。

冷たさが脳天まで突き抜ける。


両手も突っ込み、乱暴に顔と髪を擦る。


顔を上げ、膝に手をついて項垂れる。

滴る水が足元に溜まっていく。


……さっきより頭は冴えた。


何が悪い?


ギアか。

ベアリングか。

それとも、魔石か。


同じ工程を何度も頭の中で反芻する。

急がなきゃならねぇ。でなきゃ――


工房に戻ると、

グレンおやじの姿はない。


机には食事、

スピカが静かに座って俺を見ていた。


席につき、

弁当を掴んでそのままかき込む。


最後の一口を飲み込んで、

ようやく言葉が出た。


「……助かった。

 飯を買うことすら忘れてた。

 生き返った気がする。」


「このままじゃ、体がもたないよ。」


彼女は首を振る。

俺は苦笑で返すしかない。


「……そうだ、翠の様子は?」


スピカはしばらく黙ってから口を開いた。


「体はだいぶ回復してる。

 ただ……

 気持ちのほうはあまり良くない。


 みんな見舞いに行っても、

 笑って『大丈夫』って言うだけ。」


胸の奥がわずかにざわつく。


……急がなきゃ。

仕上げて、翠に会いに行く。



※ ※ ※



翌日。


工房の喧噪に、少しだけ心が揺れる。


部品はすべて組み上げ、

確認を繰り返した。


「おい、小僧。」


荒っぽい声が近くから飛んでくる。


数人の先輩職人が腕を組んで近寄り、

俺の手元を覗き込んでは首をひねった。


「それ、何に使うつもりだ?

 木を倒すなら大斧で一発だろ?」


手が止まる。額に青筋が浮く。


「俺には力のスキルなんざねぇんだよ。」


顔を上げ、冷たく返す。


「お前らは斧を振れば木が倒れる。

 ……俺にはできねぇ。

 だから別のやり方で補うしかない。」


職人たちは顔を見合わせ、鼻で笑った。


「補う? 魔石でか?

 魔石は灯りや暖房に使うもんだ。

 武器に回すなんて、ただの無駄だろ。」


その一言で、胸の奥に火が灯る。

作りかけを静かに置き、視線を向けた。


「お前らにとっちゃ無駄でも、

 俺には生き残るためなんだ……」


握った拳に力がこもる。


「力はねぇ。

 ……だから別の道を探さなきゃ、

 何もできねぇ!」


空気が一気に張り詰める。


そのとき――グレンおやじの怒鳴り声。


「おい、この脳筋ども! 

 さっさと持ち場に戻れ。

 こいつにはこいつの考えがある。

 邪魔すんな。」


ぶつぶつ言いながらも、

職人たちは散っていった。


深く息を吸い、握り直す。

魔力を注ぎ込む――


……また失敗。


魔法陣は数秒ともたず、掻き消えた。

失敗作を睨み、力を抜いて机に放る。


「……くそっ。」


立ち上がり、工房を出る。


材料でごった返す廊下を抜け、

裏口を押し開けた。


たどり着いたのは工房裏の倉庫。


淀んだ空気。

鉄錆と埃の匂いに満ちた廃材の山。


その隅に腰を落とし、

冷たい壁に背を預ける。


手は膝に垂れたまま、

視線は床に落ちっぱなし。


時間の感覚が薄れていく。


……どれくらい経ったか。

もうわからねぇ。


胸の奥の鈍い重さだけが、

波みたいに繰り返す。


軽い足音が近づく。


誰かなんて考えるまでもない。

顔は上げない。


言葉はない。

ただ隣に腰を下ろす気配。


しばらくの沈黙――

やがて彼女が口を開いた。


「……私が運び屋から、

 本物の弓使いになれたのは、


 あなたが武器を作ってくれて、

 引き上げてくれて、

 居場所をくれたから。」


横顔を盗み見る。


彼女の視線は廃材の山に向いたまま、

こっちを見ない。


「だから……」


クロスボウを抱きしめるように、

頬に寄せた。


「あなたにもできるはず。

 職人から、本物の剣士に。


 だって……私は、

 あなたにそうしてもらったから。」


――俺は剣士じゃねぇ。


そう言いかけた瞬間、

胸を殴られたみたいに息が詰まる。


……ちくしょう。


そんな顔、

見せられたら否定できねぇだろ。


目を閉じ、深く息を吸う。


「……スピカ。ありがとな。」



※ ※ ※



工房へ戻る。

荒れた机が視界に入る。


一つひとつ片づける。

心も一緒に整っていく。


工具と部品を握り直し、

自分に言い聞かせる。


「……今度こそ、やれる。」


さっきまでの焦りは消え、

手は落ち着いていた。


ハンマーの打撃。

ペンチのひねり。

噛み合う歯車。

回る軸。


――ゆっくり、確かに。


魔石スロットも、設計から見直す。


かすかな物音。


スピカがトレイをそっと置いた。

果物と氷入りの水。


「……助かる。」


心から感謝してる。

けど今は、手を止めない。


彼女は帰らず、黙ってそばに残る。


ときどき汗を拭き、

工具や部品を手渡してくれる。


静かな声が落ちる。


「……少しゆっくりでも、いいんだよ。」


時間が進むほどに、

手はどんどん滑らかになる。


頭の中の形と、

手の中の完成品が重なり始める。


汗が顎から滴り、床に落ちる。

額の汗を拭い、再確認に入ろうとした――


「……おい、本当にここにいたか。」


聞き慣れた声。


アザミの面々が、ぞろぞろ工房へ入った。


「おつかれ、ユニクス。」


佐藤が手を振る。


冗談めかした口調だが、

目の奥に心配がある。



「手伝ってやろうか? なぁ、

 ここ数日まともに寝てねぇだろ?」


「……ありがとな。

 でも、これは俺にしかできねぇ。」


首を横に振り、机上の部品へ手を置く。


田村が腰に手を当て、眉をひそめる。


「こらー、その調子じゃ倒れるぞ!

 頑張ってるのはわかるけど……

 何か、俺らにできることはないのか?」


……心配かけたな。


小林が真剣な顔で重ねる。


「ユニクス。

 急ぎたい気持ちは理解する。

 だが身体を壊したら、本末転倒だ。

 ――冷静に進めるべきだ。」


「応援はしてる。

 ただ……

 スイナを余計に心配させるなよ。」


長谷川の一言に、思わず目を見開く。

すぐ頷いて、全員を見る。


何か言おうとしたとき――

隣のスピカが、俺の代わりに口を開いた。


「……大丈夫。彼ならできる。

 心配いらない。……私がいるから。」


仲間たちは顔を見合わせ、

ぽかんとしたあと――笑った。


「そっか、なら任せるよ、スピカ!」


「ユニクス、無理すんな。

 でも……

 俺らもできる限りスイナを

 見ておくからな。」


帰り際、みんなはスピカに礼を言う。


「お前も仲間だ。無理すんなよ。」


「そうだ! いつでも頼ってくれ!」


背中が見えなくなるまで見送り、

扉が閉じた瞬間、胸の奥に力が湧く。


心がまた静かに落ち着く。



……まだやれる。



※ ※ ※



作業はついに最終段階。


最後のボルトを打ち込み、

魔石をスロットに嵌める。


小さく息を吐き、声にする。


「……構築(コウチク)。」


手の中の剣が青く光り、

魔法陣がふっと浮かぶ。


やがて光は収束し、刃の奥に沈んでいく。


「……今度こそ、問題ねぇ。」


両手で柄を握り、魔力を注ぐ。


―――轟ッ!!


歯車が噛み合い、鋭い唸りが走った。


金属の悲鳴みたいな音が、

工房を突き抜ける。


机上の工具も部品も震え、

空気がびりびり震動する。


心臓は暴れ馬みたいに脈打ち、

血が焼けるように熱い。


……成功だ。


「な、なんだこの音は!?」


「小僧、今度は何をやらかした!」


職人たちが仕事を放り出して駆け寄る。


グレンおやじは最後にのそのそ現れ、

しかめ面。


だが眉間の奥に、

隠せない興味が灯っていた。


思わず口元が緩む。


「……できたぞ。」


先輩たちは息を呑んで固まる。

数秒おいて、誰かがぽつり。


「お、おれ、わかった……

 お前、これで何を切るつもりだ……?」


「小僧、ちっちゃいくせに

 頭だけ妙にヤベぇな……」


先輩が息を吸い込み、

俺の作品を指差す。


眼差しは恐怖にも似た昂ぶり。


グレンおやじは鼻で笑い、

諦め混じりに言う。


「前のクロスボウもそうだが、

 てめぇはいつも大げさなもんばっか

 作りやがる。


 ……見たところ、

 完成ってとこか?」


「……ああ。」


それが俺の答えだ。

それが、俺の進む道だ。



※ ※ ※



慎重に横へ置く。


だが昂ぶりは収まらない。

体の内側がさらに熱を帯びる。


あと一丁。


これが仕上がれば――

胸を張って、あいつのところへ行ける。


残りの部品を手元に押し出す。


指先は無数の切り傷で

濡れている。


痛みはあるが、

包帯を巻くことすら忘れるほど

集中している。


時間を気にせず没頭する。

外はもう夜更け。


工房にいるのは、俺とスピカだけだ。


「……まだ休まないの?」


静かな問い。


「もうすぐ終わる。」


でき上がりつつある武器を見据え、

低く返す。


どれほど経ったか。


二つ目の魔石を嵌め込んだ。

二本目の武器が、静かに作業台に並ぶ。


「……完成した。」


それを見つめながら、

止まらない手の震えを押さえる。


「翠、待ってろ。

 明日……お前のところへ行く。」


そのとき、温かい茶が視界に入る。


顔を向けると、スピカが立っていた。

表情は相変わらず落ち着いている。


「一口、飲みなよ。

 少しでも落ち着きなさい。」


「ありがとう。」


茶を受け取り、

隅のソファに腰を下ろす。


掌の温もりに、

張り詰めた肩がほどけていく。


ゆっくり口に運び、

作業台をぼんやり眺め――


飲み干す前に、視界が暗くなった。



※ ※ ※



ゆっくり目を開ける。


ソファに横たわり、

毛布が掛けられていた。


口角が、わずかに上がる。

低く呟く。


「……スピカ、ありがとう。」


視線を机へ移す。

胸の奥に熱が戻る。


布を取り、二本の武器を包み込む。

重いはずなのに、体は不思議と軽い。


出て行こうとしたところで、

先輩職人たちがちょうど入ってきた。


「よう、小僧。

 こんな朝っぱらから出るのか?」


「二本目もできたのか? 見せろよ!」


口々に言う。

けど瞳の奥は、興奮と期待で明るい。


「悪い、時間がねぇ!」


笑みを浮かべて答え、

勢いよく工房を飛び出す。


朝日がまぶしい。

久しく忘れていた感覚だ。


だが今は、気にしてる余裕はない。


頭にあるのは、ただひとつ。

……あいつに渡すだけだ。


一直線に、ギルドの方角へ駆け出した。



※ ※ ※



治療室の扉を押し開ける。


窓からの光が、

病床のあの姿を淡く照らす。


翠は枕に背を預けて座っていた。


外傷は治癒師の魔法で消えている。


だが血の気は戻らず、

目の下の影と痩せた輪郭が

胸を締めつける。


深く息を吸い、

二本の武器を壁際に立てかける。


足を進める。――声が少し震える。


「……翠。」


顔を上げる彼女。

一瞬の驚きのあと、微笑みが浮かぶ。


「悠兄……」


ただの微笑み。

それだけなのに、胸が痛む。


足は床に縫いつけられたように動かない。


恐怖がじわりと這い上がる。


もう一度息を整え、無理やり前へ。

俯きがちに、言葉を絞る。


「……悪かった。

 ずっと……お前の気持ちを、

 ちゃんとわかってやれなかった。」


「命を救ったのは父さんだ。

 ……だが、お前にも

 想いがあった。願いがあった。


 俺はそれを押し潰し……

 人生を縛るようなことをした……」


父の姿がよぎり、

喉が渇いて声が掠れる。


目の前の翠は、瞳を潤ませていた。


「父さんは……

 お前の人生が、あの瞬間で

 終わることなんて望んでなかった。


 だから救った。


 ……それを俺は忘れてた。」


言い切って、歯を食いしばる。

まっすぐ見る。


「だから……すまない、翠。」


数秒の沈黙。


瞳の端から涙がこぼれる。

震える手が、俺の袖を掴んだ。


「……だから、私も一緒に、

 悠兄と戦っていい?


 並んで戦いたい。

 私、役に立てるから!」


声は震えているのに、一番強い。


彼女をじっと見つめる。


さっきまでの焦燥が、

ようやく霧のように薄れていく。


深く息を吸い、ゆっくり頷いた。


「そうだ。お前なら、絶対に役に立つ。」


彼女の瞳をまっすぐ見据え、続ける。


「お前は俺よりずっと努力してる。

 ずっと分かってた。


 むしろ、俺のほうが

 現実から目を逸らしてただけだ。」


翠は首を振り、勢いよく俺の服を掴む。


「違う。悠兄はいつも……

 私や、みんなのことを考えてる。

 安心させようとしてるんだよ。」


胸の奥が、少し軽くなった。

――そうか。


息を吐き、壁際の武器を抱き上げる。


「これが……俺の見つけた道だ。

 力がない分は、技術で補う。

 こいつらは、俺が出した答えだ。」


両手で持ち上げ、そっと翠のそばに置く。


粗い歯が獣の牙のように交差し、

鎖が規則正しく並ぶ。

うっすら油が光っている。


翠の目がぱっと輝き、

子どものような驚嘆がこぼれた。


「……かっこいい!

 悠兄、これ、チェーンソードだよね!」


俺は笑って頷き、

もう一つの重い武器を抱えて反対側へ。


ベッドに置けば、沈み込むほどの重さだ。


翠を見やる。


「こっちが本命だ。

 お前のために作った答えで、

 俺の想いだ。

 いつも傍にいられねぇなら……

 こいつにお前を守らせる。」


それは長柄のウォーハンマー。


分厚い鉄塊のような頭部。


片側は鈍重な槌、

反対側には回転する丸ノコの刃が

埋まっている。


「魔力を注げば……刃が唸りを上げる。

 砕けないものは斬り裂き、

 斬れないものは叩き潰す。


 名前は――《ギアードハンマー》。

 これで、俺たちはまた並べる。


 お前の前に立ちはだかる邪魔は、

 全部粉々にしてやれるはずだ。」


翠の瞳が大きく見開かれる。

剣と槌を交互に見つめ、頬を涙が伝う。


次の瞬間、勢いよく飛びついてきた。


「悠兄……!」


胸にしがみつき、顔を埋め、

声は途切れ途切れだ。


「ありがとう……本当に、大好き……」


体が固まる。

とっさに頭をかき、視線を逸らす。


「……俺、何日も風呂入ってねぇから、

 汚いし臭いぞ。」


「そんなことないよ!」


返そうとした言葉は、

即座に叩き落とされた。


思ったより強い力で抱きつかれ、

俺は不器用に片手を

背中と頭へ回すしかない。


胸に広がるのは、久しぶりの温もり。


「……翠。」


小さく名前を呼ぶ。


「ごめん。……それと、ありがとう。」


「うん……」


涙に濡れながらも、笑顔の片鱗がのぞく。


部屋は静まり返り、

二人の鼓動だけが響いていた。


胸の中の暗雲は、ようやく晴れていく。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ