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七つ下がりの雨に、花。

作者: nikoa

雨降り月曜 悪い足もと ぬかるんだ道に 灰色の空

でも でも 傘をさすのは嫌いじゃなかった

週の始まりを雨で奏でて 引きずった裾を泥で汚して

でも でも 傘を持たずにはしゃぎ回った


「明日はくる」って誰かが言うけれど

「雨はあがる」って誰かが言うけれど

今日が 雨が 続いたらいいのになぁ


青と黄色の小さな花を咲かせては

並んで歩いた たった7分の通学路

きみの声がする 雨の歌の中

大好きだったんだよ もう よくおぼえてないけど


帰り 友達と傘でチャンバラ 折れた数はもうおぼえてないが

でも でも きみが怒るのは嫌いじゃなかった

転んだ拍子に増えたすり傷 半泣きのきみ 血のにじんだ膝

でも でも きみに降る雨は好きじゃなかった


「痛くないよ」って ぼくは笑うけれど

「ケガは治る」って ぼくは笑うけれど

今日は 雨は 止みそうにもないなぁ…


汚れた靴で 水たまりを蹴飛ばしては

少し距離の空いた たった7分の通学路

きみが前を歩く ぼくは後ろから

大好きだったんだよ いくらケンカしたって


「明日はくる」って誰かが言うけれど

「雨はあがる」って誰かが言うけれど

でも でも 傘をさすのは嫌いじゃなかった


青と黄色の小さな花を咲かせては

並んで歩いた たった7分の通学路

きみの声がする 雨の歌の中

大好きだったんだよ もう よくおぼえてないけど

https://youtu.be/l0N52k5N-BE

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