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わたし、ナーンクワックっていう女神です。

小説初挑戦の作品になります。

文字数50000文字ほどの作品になる予定です。


ここは・・・・俺の部屋じゃ無いのか?


いつものように、残業の仕事をおえて午後11時の夜遅くに帰宅、


玄関のドアを鍵であけた途端とたんに違和感が現れる。


女性の白色パンプスが、綺麗に(そろえ)て置いてある。


どうやら部屋の明かりがコウコウと()いている。


俺が外出した時には、消したはずなのに。




自分の住所を知っている女性は、母親だけであり、


他に該当する人物は思い当たらない。


そもそも母親は、決して自分に会いに来ることは無いからである。


お互いに嫌っている。




携帯を見たが、この件に関する着信やメールは無かった。


部屋は賃貸アパートなので、管理人の可能性はあるが・・・・


借主に連絡、了承(りょうしょう)無しに鍵を開けて入るなんてことは、常識的にはありえない。


たしか、管理人は朝よく見かけるが、40歳ほどの頭の髪が少し薄い、


少し白髪(しらが)が生えている、愛想が良い小太りの男性だ。




くつを脱ぎ明かりが付いている部屋へ、警戒しながらドアを押して入ると、


想像を絶する違和感に出くわしたのである。


そこには、20歳中頃にみえる笑顔の綺麗なお姉さんがポツンと正座をしつつ、


足の短いテーブルをはさみ、自分の真正面に座っていている。



(誰?この女性)


異国の美人な女性であるということは、パッと見た感じで分かった。


ほりの深い顔立ちと、キラキラとした民族衣装らしい服装を見れば分かる。




(何だ、この状況)


部屋を間違えた可能性が少しはあるかもしれない。


いや自分のカギで開けたのだから、間違いは無いとは思うが


念の為に確認したいのである。




女性を視線にとらえながら、状況確認の為、少しキョロキョロしてみる。


襲っては来ないだろうと思うが、目を離したすきに包丁でさしてくる


可能性だってありえる。


こんな時は、いくらでも注意して身を守っているのが正解だ。




いつも通りの白くデコボコと、おうとつがある壁紙、


白くてまあるい足が短いテーブル、少し小さい24インチのTV、


青色のベッド、床を傷つけない為のグレーのふわふわとした絨毯じゅうたんが目に入る。


どう見ても、自分の部屋だ。



(ストーカー?幽霊?何者だ?)


相手をじっと見てみる。


よくよく見ると、とてつもない美人だというのが分かる。


その女性はとても顔立ちが整っており、


国際ミスコンテストに選ばれてもおかしくない。


まぶしいキラキラとする、見えないオーラを感じる。


目がぱっちりしており、笑顔に嫌味が無い。


顔の堀が少し深く、顔のパーツのおうとつがしっかりしている印象がある。


黒髪で服装が印象的、民族衣装らしく赤や緑などキラキラしてしており、


日本ではまず見かけない。


東洋人というよりは、タイやベトナムといった東南アジア人っぽい。




(こんな人、知り合いにいない!誰?)


この状態を打破する為に、もう直接聞いてみることにした。


「あの・・・どなたですか?」


「はじめまして、のび、私はナーンクワックっていう女神です」


ニコニコしながら、明るく張りのある癒される声で、


ナチュラルな日本語で返される。


日本生まれ日本育ちの外国人でもあるかのようである。




驚きで、一瞬俺の目が大きく広がった。


そのまま何も考えることができず、10秒ほど固まってしまった。




つづく

執筆、UP頻度は遅めです。

1、2週間に1度の更新を考えています。


気長によろしくお願いいたします。

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