表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
シャルレーネ  作者: 鷹月仁
5/7

第4話 ー剣一閃ー



 慌てて手をかざす、そこに黒衣の者カルス=ロウムが向かってくる。

 カルス=ロウムの持つ剣フランベルジュが目の前に迫って来た、がそれに対してしのぶの剣はしのぶをかばう様にして立ちはだかっている。

 カルス=ロウムもこれには驚いたのか一歩下がり、様子を見る。

 どうも本人の意思に無反応で勝手に剣がこっちの意思を読み取って動いているように見える。

 いろいろとフェイントを織り交ぜながら斬撃を入れるが、それらすべてを防いでいる。

 それならば、と言って剣をたくさん宙に浮かせて取り囲み一斉に攻撃をあてる。

 だが、一転突破を狙いながら狙いを外し防御は鉄壁だ。

 「なに?私なにしたの?」

 と本人は言う。

 「貴様本気を出していないな?」

 カルス=ロウムは言う。

 「そんなこと言われても…」

 「だがこちらは興味無し」

 そういって最終奥義の死神の鎌を呼び出す。

 手を前にかざすと、彼の後ろ側に死神が出現する。

 それは3メートルを超える大きなものであった。

 それが持っている大きな鎌をカルス=ロウムは受け取り、大きくしのぶに迫る。

 しのぶの体は動かない、いや動けないのだ。                                                                                                                                                                                                                     

 カルス=ロウムの赤い目がそれを封じる。

 「これですべて終わりだ」

 と思ったその時、しのぶの剣がカルス=ロウムの体を突き刺す。

 そしてそのまま体をばらばらにする。

 

 「あんのはしょうがない」

 ルドールはそっと話しかける。

 死神は礼をすると、体の一つ一つをまとめて去って行ってしまった。

 「だって私、人を殺したんだよ…」

 「向こうがそれをやろうとしたんだから仕方がないさ」

 しのぶはしばらく泣いた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ