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スーパーマーケット

作者: 夜のトバリ

家族の食材を3日分くらい仕入れるにはやはり2人で行った方がよい。スーパーの買い物カゴに二つ分くらい買い、エコバッグに詰め替えて駐車場まで運んでバックシートに載せるのは結構骨が折れる。そしてそれを自宅前の駐車場から家の中に運び、冷蔵庫に入れないといけない。僕が行けない平日はトミさんがやってくれているが土日は一緒に行こうと声をかける。それでも3回に一回は、怒り口調で私が行くからいいと言われる。さらに6回に一回はあまりに怒っていると僕が1人だけで行くこともあった。

故に一緒にスーパーに行ける週末は貴重に思えた。赤い14年ものの日産ラフェスタちゃんの運転席と助手席、こうして並んで行けるのはあと何回なんだろうか。

牛乳は2本、肉は3パック、卵ひとケースに納豆は2パック、もずくを1パック。たいてい買うものと量は代わり映えしない。疲れて食事を作るのも大変な時は少し奮発して刺身の盛り合わせや出来立て餃子のパックを加える。そうした何気ないやり取りが幸せだと感じていた。

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