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ぬいぐるみ(?)戦記  作者: 人喰いウサギ
5/15

いや、まだ異世界であるという確証は…。

5。



よう。

俺だ、そして……街だ。



えーと、中世ヨーロッパっていうのか…。


そういう異国情緒溢れる街並みが、逆さに流れて行く…。



相変わらず俺は、逆さ吊りにされてるよ。



……結構な人混みだ。


バザーか何かの中を、

ショートカットしているみたいだ。


正直、滅茶苦茶…他人に当たるし、揉みクチャにされる。


何か、興味を持った子供が…。

俺のプリティヘッドを鷲掴みにして来て、

危うく首がもげる所だった。


「……………………」



まあ、それは置いといて…。


この地域…というか世界が、異世界である事が…決定したようだ。


先ほど俺に、無礼を働いた子供もそうだが…。



…けもミミが、生えていた。


あの耳元の動きは、リアルだった…。

リアル けもフレが…ここにはいる。


そして、その辺りを獣人系だけじゃなく…他の種類の亜人達も、平然と闊歩している。



そして、俺を担いでスタスタ歩く彼女…。

ローテ嬢もその辺りの事実関係に驚く気配がない。

逆に、知合いか何かに笑顔で挨拶したり、されたりしている。



そんな衝撃的な事実を、逆さのまま知った俺とローテは、ある建物の前で止まった。


まあ俺は、連れ回されてるだけだがな…。





『民泊:阿蘇屋』



………はあ?!



…か、漢字!?

それも何で…日本語表記なんだ?



………そう言えば、ローテとは会話出来てたな…。


え?なに?

…どゆ事どゆコト?

ここ、やっぱ異世界じゃないの?!

…………日本のテーマパークか何かか?


じゃあ。

このぬいぐるみの身体は、何だ!

着ぐるみじゃないんだぞ?


正真正銘のぬいぐるみだぞ!



…………えーと。待て待て…。


状況を整理しようじゃないか。


……………いきなり山の中の洞窟内で目覚めて?


…………日本人としての見識は保っていて?


………身体はぬいぐるみで?


……鬼みたいなビキニアーマーが存在して?


…ケモ友がいて?


日本語圏?


…………………………結局、分からん。

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