下道の想い
昼の給食の時間沢山の人が校内で食べている中屋上には3人の影がみえる。
「あぁ、雫さんもきたんだね」
「えぇ、私にも関係があるからって下道が」
「なるほどね、先に下道と話していいかな?」
「わかったわ」
「下道こっちにきてくれ」
屋上で雫には聞こえない暗い距離をとった。
「で?お前はどうするんだ」
「例のことだろ?僕もなやんでるんだよ」
まさか、元木がみっちゃんに雫を呼び出してくれなんて言うと思ってなかった。
僕は雫が好きだしなー、雫も多分僕に気があると思うし先に告白してしまうか悩んでいた。
「お前なら雫さんと付き合えるさ、告白するために今ここによんでるんだろ?」
なぜ今なのかと言うと元木に放課後雫を読んで欲しいと言われているからである。
「わかったよみっちゃん、今行かないと後悔する気がするから、行ってくるね!」
「あぁ」
俺は付いていくか悩んだがこれは2人のプライベートなので行かないことにした。、
だが少し声が聞こえるとかまで近づいたやっぱり気になるからな
「あの、ね雫僕、」
「どうしたの?」
「あ、あ、。、」
どうしたんだ?僕!昨日考えたじゃないか!行くんだ行け!僕!
「雫、僕君のことがずっと好きでした!」
「えっ、、、」
雫の顔は困惑していたが、すぐに頬を涙が流れて行くのが分かる、この状況でなくなら二つ
一つはすごく嫌だった、もう一つはものすごく嬉しかった。これは絶対に後者だ。
「だ、大丈夫?雫」
「もう!人の心配ばかり!」
「えっ、ご、ごめん」
「謝らなくていいのよ、、もちろん私も好きよ」
俺はその返事が聞こえた瞬間に屋上の階段を降りて行くのだった。
教室に戻った、が元木がおどおどしておりなかなか面白い光景が見れたのは今でも忘れない。
後に聞いた話だが元木は雫に完膚無きまでにフラれたらしい、、俺はわるいことしてないからな?
「ねぇー、和也もそう思うよね!」
「それはそうだと思うよ」
「なぁ、愛音」
「何?」
「和也と真波は何の話をしているんだ?」
「あーあれね、下道君と雫ちゃんが両思いかどうかって話してるみたいよ」
なるほどね俺と和也と真波は幼馴染だから下道と雫も和也と真波おんなじ学校ってことになるからな。
「光無はどう思う?」
「あの2人なら今頃屋上でラブラブしてるよ」
「えぇー!何で知ってるの?」
「真波、声が大きいよ」
「あ、、、って話逸らさないでよ」
「まぁ、俺が恋のキューピットになったってことだよ」
「その話また聞かせてね」
こうして今日も終わって行くのだった