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絡まる思考

下道と雫は2人で買い物に向かっていた。これは2人の家族関係にも理由がある。下道の父と雫の母はもうこの世にいない。だからお互いの家の事を助け合っている。


「ねぇー?下道」

雫は下道を下から覗き込むように見る。


「う、うわっ!な、なんだったっけ?」

雫の上目遣いは反則だよ、、っとそんな事を考えている。


「だーかーらー今日の夜ご飯は何かなーって!」


「あぁ、夜ご飯ね、夜ご飯」


「そうそう」


「メモ見たらわかると思うからかして」


「はーい、これ」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜メモ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


にんじん、じゃがいも、牛肉、カレーのルー


お茶の元、食パン、イチゴジャム


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「これ、どう見てもカレーだよね?」


「あっ!ほんとだ」


「雫は変なところが抜けてるんだから、しっかりしてよ」


「へへ、そんなところも可愛いでしょ?」


「自分で言うな!」


そんな話をでしながら街中を歩いていると、少し変な人を見つける、全身真っ白でフードをしてマスクもして顔がわからない、それにズボンの裾には赤い点々がついている。下道は変な人から怪しい人に昇格させた、そして尾行しようか悩む。


この時の下道が真っ白な男を尾行していたらこの世界はもっと違った方向に流れたのかもしれない

下道は悩むが雫がいるから諦めた、そしてその時に光無が頭の中に浮かんだがかき消した。

そして、そんな事を考えている間に真っ白な男は見えなくなっていた。、、下道の選択により真っ白な男をつけている真っ黒な男にも気がつかなかった。


「どーかしたの?下道」


「いや、、なんでもないよ」


「そう、はやく買い物に行って帰りましょ」


「そうだね」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜ある男〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「あと、、、少しで、、あの人に恩返し出来るんだ、、、、」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「ふーんふーんふーん」

お風呂場から鼻歌が聞こえてくる、どうやら雫がお風呂に入っているようだ、僕は鈍感系主人公、またはご都合主義系主人公でもないから、みんなが想像しているようなことは起きない!、決してフラグじゃないからな?っとそんな事を考えている。


「あっ、そういえば光無に連絡しとかなくちゃ例のことで」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「くそっ!なんであいつだけ、あいつなんてただのカモなのによ!お前らもそう思わないか?」


「そうですよ、元木こそ雫に相応しいぜ!」


「そうだそうだ!」


最上とその取り巻きがそんな話をしている


「おっと、忘れてたぜ、そろそろ光無に連絡しなきゃな」


そこで取り巻きの1人がその内容を見ようとした。

そして、ちらっと見えたのを絶対に言ってはいけない事だと悟り、彼は何も言わずにまた座った。

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