瑠璃の気持ち
設楽瑠璃side
私は今とても悲しいです、昔は大人っぽく振舞っていたけど今は無邪気に振る舞うようにしてます。
理由は一つ、光無に惹かれたからです。小学校の頃は無邪気なそして可愛らしい顔をする光無に段々恋心を覚えました。でも事が起こります、
そう私は父の仕事で引っ越しを余儀なくされたのです、当時の私はとても悲しくて泣いたりしました。でも父からたまに光無の功績を聞いたりした時にはとても嬉しくてそして、会えないことにとても切なくなりました。そしてこの頃から私は光無に憧れて無邪気な自分を演じるようになってしまいました。そう彼のようになりたくて。父から光無に婚約者ができたと言われた時、私の頭には雷が落ちました。そして今朝会ったあの子愛音という子と光無が喋っているところを見て、もう自分が入る場所はないんだと悟りました。その瞬間に目から滴が落ちたのは私だけの秘密です。
「瑠璃、瑠璃ったら、」
「なに?お姉ちゃん」
「顔洗いに行くよ」
「う、うん」
多分お姉ちゃんは気付いたんだうな、
「まだ、貴方なら奪えるかもしれないのよ?元気だしなさい!」
「むりだよ、2人の話してるところ見たでしょ?」
「見たわよ、だから何なの?」
「えっ?」
「いい事教えてあげるわ、、」
「なに?」
「光無の初恋はあなたよ」
「えっ!?」
「私は当時悔しくて言えなかったけどそれを知っていたわ」
「そうなの?」
「うん!だから元気出して」
「分かった!」
「よし!ならミッションを与えます!」
そのミッションとは光無を誘い出して校舎の案内をしてもらうという、ごく普通で簡単なミッションだが、好きな人にはなかなか頼めないのもまた事実、だが瑠璃は諦めないのであった。
「あの、光無」
「どうしたの?瑠璃」
「これからさ、校舎の案内してくれない?」
「えっ、別にいいけど俺でいいの?」
「うん!光無が良い!って、、ほら!先生も面倒見てあげてくれって言ってたし」
「確かにそうだな、よし、行くか」
「うん!」
「もちろん私も行くわよ!」
「お姉ちゃん?」
ここで気がついた、姉も光無を狙っていたということをそして、まんまと使われたのを、だが瑠璃は怒れなかった。何故なら姉は確かに自分を助けてくれたのだから。
「ここで最後、校長室だ」
「ありがとー、光無」
「いいよ、これぐらい」
「うん」
「この後私と瑠璃は帰るけど光無もどう?」
「俺は少し用事があるから、」
「わかったわ!じゃー帰ろっか瑠璃」
「うん、、、、あの光無!ありがと!」
彼女は振り返りながら声を振り絞るのだった。
「ふー、疲れた」
「モテモテは辛いね」
「やめろよ風波」
「本当のことだろ?」
「否定はできないな」
「ほらね」
「そんなことを話しにきたんじゃないだろ?」
「そうそう、これが例の男の情報だよ」
「悪いな。、また頼む」
「人使いが荒いんだから」
「悪いと思ってるよ」
「そんなの、見ればわかるさ」
「ふ、」
「じゃ、僕は行くよ」
「あぁ」
すると後ろから誰か近づいてくる、風波がニヤケているのでだいたい誰かわかる。
「まだ帰ってなかったのか愛音」
「校門で待ってたんだけど」
「ごめん」
「いいよ、べつにそれよりまた何か頼んだの?」
「愛音には関係ないさ」
「もー、そーやっていっつも」
「ごめんごめん」
光無がそう言いながら謝ると愛音は仕方がないなっと顔をしつつ何かをねだっているように身体をくねくねさせる。
光無はそれを見てトイレに行きたいのかと思ったが直ぐに察して愛音の頭を撫でるのであった。
「はぅ、」
「なんて声出してるんだよ、」
「べ、べっに!気持ちよくないよ!」
「嬉しそうな顔で言われても説得力ゼロだ」
「も、いいから帰ろ!」
「あぁ、」
そして1日が終わって行くのであった。




