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朝の出来事

雨が降る中走る青年がいる、

「はぁ、はぁ、はぁ、」

テンポ良く刻まれる呼吸はその青年、光無が毎日の様に走っているのを物語っている。

だがテンポ良く刻まれる呼吸に終止符が打たれる


「あれ?光無君だよね?」


「え、、と誰だっけ?」

俺は咄嗟に出てきた少女に驚きながら対応する、


「あ、ごめんね、おぼえて、ないよね?」


「え、あ!もしかして瑠璃るりか?」


「うん!よくわかったね」


「忘れないさ、小学校以来だね」

そう、この子は設楽瑠璃したらるり俺の初恋の子だ、でもこんなに変わってるとは思わなかった。子供の頃は子供なのに大人の様な魅力があって俺は惹かれたが今ではとても無邪気な雰囲気が漂っている。だから気づかなかった。


「その、、光無君は随分変わったね」


「そう?俺には瑠璃の方が変わったと思うけど」


「そんなことないよ、、光無君は大人っぽくなったし、その、前もカッコよかったけど今もすごい素敵だよ。」


「ありがとう、でも男に素敵って、笑笑」


「別に変じゃないと思うけどな、っていうか私は何が変わったの?」


「んー、一段と可愛くなったかな?」


「、、、ぁりがと、」

彼女は顔を赤くしながらそう答えた。


「それより、どうしてここに?しかもこんな時間だし」


「あーとね、昨日の夕方引っ越してきて、新しい家に物を置いてるんだけど疲れて朝の空気を浴びにね」

言えない、光無君を見つけて飛び出してきたなんて、


「そうなのか、、って事は高校一緒なのか?」


「そーだよ、また一緒に学校いけるね」


「う、うん」


「じゃ、今日また学校で」


「あぁ、」


いつもなら嫌いな雨の日のランニングだが今日のランニングはすごくいいものになったと思う光無だったのだ。


「ただいま、」


「おかえり、お兄ちゃん、、あれ?機嫌いいね」


「あぁ、ちょっとな」


「ふーん、ま、いいや。タオルどうぞ」

妹はジト目で見てくるがびしょ濡れの俺を見てタオルを持ってきてくれていた。


「ありがと」


「これくらいできるよー!」


「タオル貸して洗濯機入れておくから」


「あ、いいよ自分でやるから汚いし」


「汚くないよ!、、、あ、えっと、そう!にぃーにぃが頑張ってきたんだから汚くないの!」


「じゃ、頼むよ」


「はーーい」

よっしゃーおにぃの雨と汗タオルゲット!私だけの特権なんだから!


妹がそんな考えをしてるとも知らず妹の前で裸になりシャワールームに入っていくのだった。

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