チートでござる。
「三成様お風呂のご用意も出来ております」
「殿(真田)もこちらに・・」
「うむ、ごくろう」三成
「おう、くるしゅうない」真田
へ~、すごいな。
陣に付けば簡易的ではあるが、風呂や食事の準備。
そして、もっとも驚いたのが・・
「殿っ(真田)若君からの書簡が届いておりますゆえ・・」
「ふむ・・すぐに早馬を走らせる準備をしろ」
真田ちゃんが戦国大名だと見せつけられる。
ここには真田ちゃんの家臣も慌ただしく動き回る。
「この大谷、西方となりて・・」真田
「・・西方となりて、お助けそうろう・・」家臣
家臣が早馬で送る手紙の代筆だ。
「明日の昼には大阪への入城つかまつる・・」真田
「・・・・つかまつる・・はいっではすぐに」家臣
やだ・・かっこいい・・真田ちゃん・・
「大谷殿もこちらへ」三成
「あ、ありがとうございます」大谷
俺も三成の陣で休むことに
「カチャっ!」
「ググ・・」
「あ・・やっぱ真田ちゃんは車中泊なんだ・・」
プリウスの鍵が閉まる音がして、
シートを倒す真田ちゃん。
そしてその周りには家臣が厳重に警護。
でもいいなぁ・・冷暖房あって。
てかガソリン大丈夫なの?
「簡易ではあるが大谷殿こちらで」
「わぁ、十分っでござるよ。」
そりゃ現代の布団には敵わないけど、
十分っす。本当ありがたいでござる・・
「バタ・・」
「ふぅ・・」
はぁ・・疲れた・・・
はぁ・・
「・・ははっ」大谷
てか、いつの間にか俺もござるなんて言葉使ってたな。
少し・・いや、もう立派な武将だ俺も。
なんとかやって行けそうだな。
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
「チュンっ・・チュンチュン・・」
朝の鳥の鳴く声が響き・・
「・・・ハイビームってのがめっちゃ利く!!」大谷
「・・ん?起きたで申すか大谷殿」三成
はっ!なんだその俺の寝言・・
色々考えてたらそうなったな・・
プリウスでどう戦うか・・
現代人の知恵の何を付け加えれば優位になるか・・
関ケ原をどう勝ちに持って行くか・・
秀秋の裏切りを止めれるものなのか・・
もっと時間が必要だ。
それにある程度の権限も・・
「あれ?人数少ない」大谷
「先に行かせてるでござる」三成
家臣や護衛が少ないと思えば、
先に要所要所で待機してるらしい。
さすがに大大名が二人も居るから移動も超万全だ。
「ふぁ・・大谷運転できんの?」
「・・・理解はしてますよ、いわゆるオートマなら」
じゃあヨロって・・
「バンっ・・バンっ・・」
「あ・・二人共後ろ乗るんだ・・」大谷
「ドキドキ・・」
ふぅ・・慎重に慎重に・・
「・・・・寂しいのでござるか?その胸の鼓動は?」三成
うぜぇ・・三成
そして俺の運転で大阪へと向かいだし・・
「スッ・・スッ・・」
「ライクぁっチョコレっお~れぃっ♪」真田
「おっ、ちゃんみなでござるな」三成
真田ちゃんはまたスマホから音楽
「はぁ・・飽きるな~、早く城に帰りてぇ」真田
「・・・てか充電大丈夫なの?」大谷
早くアルバム欲しいなぁじゃなくてさぁ・・
てか三成さんが、ちゃんみな知ってるって驚愕だな・・
「わっ!そういえばガソリン!」大谷
昨日走りだした時ちょうど半分だったはず・・
「えっ!!?」大谷
焦って見たガソリンゲージはまだ半分のまま。
「えっ!?こんなに燃費いいの?」
そう思ってしまうが、真田ちゃんが・・
「・・・お前のスマホの電源入れてみろよ」
「え~・・」
だって俺のもう充電48%しか残ってないんだから、
貴重なんですよ・・
その・・落としておいたエロ動画見たりとかで・・
お願い42位残っといて。
せめて35・・
「スーン・・」
「・・えっ!!!まだ48%!!」
「拙者はまったく理解はできぬのだが・・」三成
そりゃそうだろうね・・
「タイムスリップしてきたモノは、
タイムスリップしてきた時のままなんだよ」真田
という事は・・
「充電減っても戻る!ガソリン減っても戻る。」真田
服破れても戻る!靴穴あいても戻る!
「なっ!」大谷
なんだ!?その設定は!?
ありえない!
・・いや・・現代人が、
タイムスリップした事の方がありえないか・・
「ち・・・チート・・・」大谷
「なんでござるかそれは」三成
少し希望が見えて来た・・
そして考えねばならぬ事がさらに多くなった。
このチートをどううまく利用すべきなのか・・




