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平凡勇者の異世界渡世  作者: 本沢吉田
16 王国高等学院編(2年生)
176/270

176話 (幕間)暗躍3


私はまだ新学年が始まっていない校内を歩いている。

生徒も教師もいない、静かな校内。

新学年が始まっていないので警備隊もいない。


並木道に出た。

ここは上級貴族の子弟・子女が卒業したときに記念として植樹がされる。

どの木はどの貴族が植えたものか、表札が立てられている。


ハーフォード公爵の植えられた木は・・・

うん、これだ。

木の幹に傷がいっぱい付いている。

刀傷らしい。

武闘派のガキ共の所業か。



こっちは武闘派の貴族の植樹が固まっている。

ベルトゥーリ公爵の植樹は・・・

これね。



では20mほど離れた場所からテストを開始する。


まず鑑定。


種族:パイン

年齢:25

状態:健康


相手が樹木なので脅威度や魔法は見ず、状態を見る。


さて。

周囲を索敵。

だれもいない。

上空からパロにも見張らせている。


テスト開始。

タクトを袖の中に仕込む。

先端だけ出して樹木に向けて思いっきり波長を短くした光を照射する。


脳裏のイメージは 「ガンマ線、ガンマ線、ガンマ線・・・」


当然人の目に見えない。

効いているのかどうかもわからない。

タクトが熱を持ってきたようなので何かは出ていると思うのだが。



鑑定してみる。


種族:パイン

年齢:25

状態:-



どの程度の効果があったのかわからないが、健康ではなくなったようだ。


良しとしますか。




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