そういえば思い出したのは
ひと昔前なんですが、昇格試験的なものを社内で数年ほど受ける機会がありまして、小論の真似事みたいなのを毎年くっそ忙しいときに書いてたことがありました。
試験落ちましたって通知が来ると、マジでもう気力マイナス∞に転落です。
ギリギリで繁忙期を耐えていた何かがプツンって音を立てて切れんのが分かるんです。
毎年半ギレになって『あーそーかよ! 俺はこの会社には要らねえってことなんだろ? あーいーさ! 辞めてやるよ! 辞めればいいんだろ?』と暴走して、いろんな人にかまってちゃん攻撃をして、優しい人に慰めてもらってました。ウザすぎて埋めたいです。ホントダサいわ、若いときの俺。マジで黒歴史っす。マジで消したい。
その時に小論テーマで出されるお題の情報源を引っ張ってくるときって、まずYahooニュースの出番はなかったです。
参考になりそうなのといえば、それこそ東洋経済オンラインとかダイヤモンドオンラインとかプレジデントオンラインとかでした。
無料のところまで適当に読んだあとは、その記事で引用された論文とか報告とか集計調査とかのオリジナルのデータを探索します。
その記事を書いた筆者の解釈と自分の解釈が違ってることだってあるし、実は筆者の都合の良い部分だけ抜き出していて、実際のデータを全体で見たら違う結論だったりすることもありますからね。
情報は基本、疑わないとダメです。
データって読む人の解釈で歪むんですよね。
だからなるべく変な解釈をする人の思考を挟みたくないんです。
もちろん自分の解釈もずれてないか心配になるので、似たようなテーマで分析してる人の記事もいくつか読んで、自身のバイアスを調整する必要もあります。
以前、若者研究に興味があって、いろんな書籍を読んでたことがあったんですが、その時にかなり強引な解釈(というかむしろ誘導?)をしてた本を見つけたんです。
うっわ、これで金とってるとか……マジかよ……ってとても驚きました。
ちなみに本自体は図書館で借りたので金銭の損失はありませんでした。損したのは時間だけです。でもまあ、時間返せよって思いましたけど。
所属と個人名さらしてるわけだから、下手なもの出したら自分の信用や経歴に傷がつくのなんて考えれば分かると思うんだけどなあ。なんでこんな乱暴な解釈したものを書籍化しちゃったんだろうなあ。
未だに疑問なのですが、その人の書いた書籍はもう読むこともないし、自分が心配する必要もないので、本当のところはどうでもいいんです。
普通に所属や本名明かしてる出版物ですらそんなオチがついてしまうわけなので、さらに輪をかけて無法地帯のネットなんかは権威バイアス逆手に取って騙しに来るやつがすっごく多そうですよね。
自分の頭で考えるのがめんどくさいとか思ってるやつからカモですからね。日々リテラシーレベルを高めていかないと、速攻でカモられるんじゃないでしょうか。
頭から火ぃ吹きそうでも、自分の頭使っていっぱい考えてかないと自衛できません。最後に頼れるのは自分です。
たどるのが面倒でも、やっぱオリジナルの情報まで探しに行くっていう気持ちは持ってないとだなって思ってます。
まさかいないとは思いますが、Yahooニュースだけ見て、世界の全てを知ったかのような考えをしてる人は……恰好のカモでしょうね。
そういえばどっかで読んだんですけど、下手なギャンブルに手を出すよりも、頭の悪いやつを騙した方が効率よく稼げますよーっていうデータがあるらしいんですってよ、奥さん。
だから新興宗教はすごく儲かるらしいです。
昔の仲間とそんな話をして、なら宗教始めちゃおっかなーって言ってたやつがいたんですけど、今何してんだろ。元気にしてるかなあ。