手でワーク
コロナ禍で流行ったテレワークという働き方
基本パソコン一台あれば仕事ができる職種の方は通勤しなくていいし有効に使える時間が増えるとも言われています
私の場合、曲作りや譜面起こしとかの作業は確かに家でやるのが普通です
すでに大昔よりテレワーク先行職種?です(笑)
しかし、11年前に2匹の犬がやってきてからなかなか気がかりも増えたのも確かです
犬達は2階のリビングで生活しています
私の作業場は3階です
普通の住宅ですしギター弾きであるため特別に防音している訳ではありません
パソコンだけ相手にしているなら気になることも少ない・・・はずなのですが・・・
そうはいかない現実がありまして・・・
犬達を2階のゲージに入れて3階で作業に集中している・・・暫くすると突然ワン!と・・・その後そのままずっと吠えだすのです
「お~い!そこにいるのはわかってるねんぞ!暇やから相手してくれ!」とか・・・
「汚れたからトイレをきれいにしてくれ!」とか・・・
お構いなしに呼ぶのです
こうなると気が散って作業がはかどりません
とにかく一旦作業をやめてリビングに降りていくと、私を見て立ち上がって嬉しそうにピョンピョン飛び跳ねたりするのですよ
ほんと他人事・・・他犬事ですかね?
トイレが汚れていたら掃除もするし、そうでなくてもおやつをあげて「また後でな!」と声掛けしてまた3階へ上がるわけなんですけど集中できない
音楽野郎の作業なんてやはり集中力が大切なんですよね
さらに最悪なのはマイクを使用する録音ができないということなのです
これは冬場の灯油巡回販売の時の音楽が流れてきても同じでアウトなのですが、犬達は毎日ですからね
そうなると生ギターでの録音はちゃんとスタジオへ行く必要がある
楽器はもちろん録音機材なんかも一式持って家出をしないといけなくなるのです
時間とお金が余計にかかります
音楽野郎の作業とは完全にテレワークではこなせません、当たり前のようにコンサートやらライヴというまさに臨場感溢れた生の環境でも作業します
このその場にいることによる臨場感は今のテレワークではまだまだなかなか難しいのではないでしょうかね?
実際に目の前で手に持つことができる形あるものにする作業も同じだと思います
心に感銘を与えるものを創造すること
この「生物」を扱うことはテレワークではねぇ・・・
「テレワーク」に置き換えられない「手でワーク」も世の中にはたくさんありますね
それを非効率で生産性が低いとは一言で片付けられないでしょう
堺の包丁鍛冶職人の息子である私は「手でワーク」には思い入れや魂を込めているものも多くあると思っています
ところで、大阪人ですのでぶっちゃけた話をさせていただきますが、テレワークで仕事が成り立つ方にお伺いします
テレワークでほんとうに最高に効率のいい素晴らしい仕事ができておられますか?
なんせ私は犬達に邪魔されるのでこんな方法は絶対に無理!と感じています
まあ、私の場合はなんですけどね(笑)