管理人
B-Bはごく普通の管理人である。毎日迷った人を導き、毎日目を光らせる、齢∞の管理人である。今日も今日とて、無謀なアセンションを試みる残念な人を窘めた後、行きつけのコンビニで単1電池を買って闇に紛れようとしていた―――のだが。
キュキュキュ!!キ――――イイイイイイイ!!!
ドガ――――――――――――ん!!ぐわしゃぁああ!!ぶちゅ。
真っ白な空間。B-Bの魂と、女神が対面している。
「B-Bさん、あなたは気の毒ですが人生を終えてしまいました。転生してもらいます。」
「はあ。」
「あなたにはチートをお一つ差し上げます。ステータスをご確認ください。」
B-B/んふぃjrんxdにおxcんしcんczぉわいs(∞)
レベルなし
称号:転生者?
保有スキル:いfりjfmcxこcsぢfhsdhdじsd
HP:∞
MP:∞
「というわけで、いきなり草原に放り出されたものの、ここにいていいものかどうか。」
べよん、べよん。
水色の、ぶよぶよした丸い塊が管理人の前に現れた!
「スライムね。」
うろたえない、管理人。
「いろいろと無理があるなあ…大丈夫?」
スライムは、今にも襲い掛かろうとしている!
「いろいろと問題ありだな…元に戻るしかない。」
スライムは、抵抗しない管理人をそのまま素直に捕食した。
「ふむ、これでいい。」
管理人は時間を巻き戻されて、コンビニ入り口前に立っていた。コンビニ前で立ち止まる前に、ちょっとだけ時空がゆがんだのだが、それは確認済みだ。
管理人はコンビニで単1電池を買って闇に紛れた。闇に紛れる前、コンビニの前で車の暴走事故が発生していた。
「遊び過ぎだよ…。」
管理人は、迷い込んだ人をきっちり元の場所に返し続けていたのですが、このところのスピリチュアルブームで帰るのを拒む人たちが頻発してしまって心底辟易したため、管理人を増やすことを提案したのですがけんもほろろに却下されてしまい、少々腹立たしいものの仕方ないかと思って今も管理人を続けているという事です。




