表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
☆いきなり転生☆  作者: たかさば


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

73/174

ちょっと考えておきますね

畑原守彦はごく普通のPTA会長である。毎日学校イベントのことを考え、毎日役員仲間の愚痴ラインをスルーする、齢40のPTA会長である。今日も今日とて、PTA総会を終えた後、行きつけのコンビニで240枚のコピーを取って帰路についていた―――のだが。


ギイキキイッ!!キキキィィィィイイイイ!!!


ドガ――――――――――――ん!!ぐわしゃぁああ!!ぶちゅ。



真っ白な空間。畑原守彦の魂と、女神が対面している。


「畑原守彦さん、あなたは気の毒ですが人生を終えてしまいました。転生してもらいます。」

「はい。」


「あなたにはチートをお一つ差し上げます。ステータスをご確認ください。」



畑原守彦(40)


レベル23


称号:転生者


保有スキル:ちょっと考えておきますね


HP:26

MP:30


「というわけで、いきなり草原に放り出された…か。…。」


べよん、べよん。

水色の、ぶよぶよした丸い塊がPTA会長の前に現れた!


「おっ!スライム?武器も何も持っていない俺の前に現れるのか、へえ…。」


うろたえる、PTA会長。


「あ、保有スキル使ってみるか?試すも何も、ちょっと考えておきますねって…。」


スライムは、戸惑っている!


「君が僕を襲いたいと思うのはわかりますよ、でもね、それでは困ってしまうんです、僕がね。申し訳ないんですけど、この件に関しましてはちょっと考えさせていただきたいので、そのままお待ちください。」


スライムはPTA会長が考え終わるのを待っている!


「よーし、この隙にすたこらさっさだー!」


逃げ出したPTA会長を見てスライムは激怒した!問題から逃げ出すとは何事だ!!それでも保護者の代表かああああ!!!スライムはPTA会長を頭からぼりぼりと捕食した。舌触りの柔らかそうな見た目をしていたが、骨ばってとげとげしていて非常に腹立たしいのどごしだったという。



「う、うーん???なんか夢でも見ていたような??」


PTA会長は時間を巻き戻されて、コンビニ入り口前に立っていた。コンビニ前で立ち止まる前に、ちょっとだけ時空がゆがんだのだが、それに気づく様子はない。


PTA会長はコンビニで240枚のコピーを取って帰路についた。自宅近くの交差点で、車の暴走事故が発生していた。


「もう少し早く通りかかっていたら、次の役員決めできなくなるとこだったよ。」


PTA会長は、子供が小学二年生の時に軽い気持ちで引き受けたPTA役員だったのに子供が成人してもやる人がいないからお願いできませんかという言葉をかわすことができず、言動が怪しくなってきた70歳で市P連を引退するまで精力的に活動していましたが、その頃には蔑ろにされてきた家族は出て行ってしまった後だったため、75歳で人生を終える頃には相当孤独な生活をしていたという事です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 73/73 ・今回は辛口テイスト。 [気になる点] 食感が本人の性格でもある。さすが異世界 [一言] 地味に闇闇スパイス
2020/06/14 19:51 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ