せんせいにいうからね!
上重咲良はごく普通の保育園児である。毎日給食とおやつを食べ、毎日お母さんのお迎えが遅いことに憤慨する、齢5の保育園児である。今日も今日とて、お母さんにお迎えに来てもらった帰りに、行きつけのコンビニでペロリンキャンディとプリチュワのシールを買ってもらって家路についていた―――のだが。
キキキイッ!!キキキキキイイイ!!!
ドガ――――――――――――ん!!ぐわしゃぁああ!!ぶちゅ。
真っ白な空間。上重咲良の魂と、女神が対面している。
「上重咲良さん、あなたは気の毒ですが人生を終えてしまいました。転生してもらいます。」
「?!」
「あなたにはチートをお一つ差し上げます。ステータスをご確認ください。」
上重咲良(5)
レベル1
称号:転生者
保有スキル:せんせいにいうからね!
HP:2
MP:2
「なにここー!だれかーいーまーせーんーか――――――!!!」
べよん、べよん。
水色の、ぶよぶよした丸い塊が保育園児の前に現れた!
「なにこれ!」
うろたえる、保育園児。
「せーんせーい!!へんなのがいるよ――――――?!こっちきたら、せんせいにいうからね―――?!」
うばほん!!!
スライムは先生そっくりに変化した!
「なんだ!せんせいだったんだ!!ねえねえ、ここくさいっぱいだね、あっちにしろつめくさある、はなかんむりつくろ!」
保育園児は先生の手を取って歩き出した。
「ぎゃああああああああああ!!!!」
先生と手をつないだ瞬間、スライムの毒が保育園児に回ってしまった。保育園児は絶命した。スライムは保育園児を捕食した後、ひまわり組のバッジをもらって頭のてっぺんにとりりつけたという。
「う、うーん???あれ??」
保育園児は時間を巻き戻されて、コンビニ入り口前でお母さんと立っていた。コンビニ前で立ち止まった前に、ちょっとだけ時空がゆがんだのだが、それに気づく様子はない。
保育園児はお母さんに行きつけのコンビニでペロリンキャンディとプリチュワのシールを買ってもらった後家路についた。家の近くの交差点で、車の暴走事故が発生していた。
「なーに、あれ、すごいこわい。」
保育園児は、その正義感の強さから同級生と衝突しがちでしたが小学校の児童会役員選挙で落選して以来周りと合わせることを学び、だんだんエスカレートして自分の意見が言えない人に育ってしまいましたが同じような生き方をしてきた青年と知り合って傷のなめ合いをしているうちに愛が芽生えて闇に包まれがちながらも幸せな人生を送り80歳でこの世を去ったという事です。




