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☆いきなり転生☆  作者: たかさば


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沈黙

青木信一郎はごく普通の無口である。毎日黙ってまずいものを食べ、毎日誰とも話さず過ごす、齢20の無口である。今日も今日とて、ネットでさんざん愚痴をかきこんだ後、行きつけのコンビニで手巻き寿司とジャスミンティを買って家路についていた―――のだが。


キイ!!キッイィイイ!!!


ドガ――――――――――――ん!!ぐわしゃぁああ!!ぶちゅ。



真っ白な空間。青木信一郎の魂と、女神が対面している。


「青木信一郎さん、あなたは気の毒ですが人生を終えてしまいました。転生してもらいます。」

「…。」


「あなたにはチートをお一つ差し上げます。ステータスをご確認ください。」



青木信一郎(20)


レベル5


称号:転生者


保有スキル:沈黙

HP:8

MP:6



「…。」


べよん、べよん。

水色の、ぶよぶよした丸い塊が無口の前に現れた!


「・・・。」


うろたえる、無口。


「…。・・・。」


スライムはただプルプルしている!


「…。」


無口は無言でその場を去った。一人行く、草原。誰も、いない。


たった一人で、この広い空の下で。


「あ―――――――――――――アッと!!」


思わず漏れたでかすぎるため息は、近くで寝ていたスレイプニルを驚かせた。驚いたスレイプニルは、四本の後ろ脚で容赦なく無口を蹴り飛ばした。無口は一言も発することなく、絶命した。





「・・・?」


無口は時間を巻き戻されて、コンビニ入り口前に立っていた。コンビニ前で立ち止まった前に、ちょっとだけ時空がゆがんだのだが、それに気づく様子はない。


無口はコンビニで手巻き寿司とジャスミンティを買って家路についた。家の近くの交差点で、車の暴走事故が発生していた。


「・・・。」


無口は、ほとんど会話をすることなく大学生活を終えたのち誰とも話さなくて済むような職種を探し続けてライティングのバイトに明け暮れ、その仕事の速さから指名を受けるようになり軌道に乗っていたのですが、無理がたたって32歳の時にパソコンデスクの上で人生を終えているのをを発見されたという事です。


今でも彼の書いた「私のおまじない☆大成功日記」は人気の記事だという事です。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 60/60 ・無口、あー分かる。誰とも話さない分かる。 [気になる点] 無口を貫いていたらずっと生存できたのかもしれない。 [一言] スレイプニル Lv300(風) 主な能力 ・ヒヒー…
2020/06/11 20:14 退会済み
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