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☆いきなり転生☆  作者: たかさば


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48/174

オリジナルコマンド

張本王子はごく普通のゲーム好きである。毎日アプリゲーをやり、毎日オンラインゲームをやる、齢28のゲーム好きである。今日も今日とて、対戦バトルに勝利した後、行きつけのコンビニでビンテンドンプリペイドカードと冷えぴったんこを買って家路についていた―――のだが。


ギュイッ!!ギギキキキキキキキキィイイイ!!!


ドガ――――――――――――ん!!ぐわしゃぁああ!!ぶちゅ。



真っ白な空間。張本王子の魂と、女神が対面している。


「張本王子さん、あなたは気の毒ですが人生を終えてしまいました。転生してもらいます。」

「はあ。」


「あなたにはチートをお一つ差し上げます。ステータスをご確認ください。」



張本王子(28)


レベル12

称号:転生者


保有スキル:オリジナルコマンド


HP:18

MP:20



「というわけで、いきなり草原のど真ん中ねえ、どこのMMOだよ…。」


べよん、べよん。

水色の、ぶよぶよした丸い塊がゲーム好きの前に現れた!


「うわっ!スライムじゃんっ!武器も何もないんだけど戦えんの、俺…?」


うろたえる、ゲーム好き。


「そうだ、まず試すべきは、保有スキル!!オリジナルコマンド?」


スライムは、今にも襲い掛かろうとしている!ゲーム好きの手にコントローラーが現れた!


「ええと、ああそうだ!A X A X A B A B L R!」


ズガガガガ!スライムは5のダメージを受けた!


「上上下下左右左右BA!!」


ブ、ブー!


スライムは巨大化した!ゲーム好きがコマンドを打ち込み始めたが間に合わずに一飲みにされた。ゲーム好きは、ついつい打ち込んでしまった伝説のコマンドを心から後悔しながら絶命した。



「う、うーん???なんか夢でも見ていたような??」


ゲーム好きは時間を巻き戻されて、コンビニ入り口前に立っていた。コンビニ前で立ち止まった前に、ちょっとだけ時空がゆがんだのだが、それに気づく様子はない。


ゲーム好きはコンビニでビンテンドンプリペイドカードと冷えぴったんこを買って家路についた。家の近くの交差点で、車の暴走事故が発生していた。


「もうちょっと早く通りかかってたら、今晩のパーティーに参加できなくなるとこだったじゃん…。」


ゲーム好きは、スマホを落とした際自分のアカウントを乗っ取られてしまいアプリゲームを手放さざるを得なくなってしまったのをきっかけにゲーム熱が下がってしまったのですが、それなりに平々凡々な人生を送り78歳でデイサービスに通うようになった時、麻雀パイを初めて触って昔オンライン対戦で天下を取っていたころを思い出し、89歳で人生を終えるまで役満の神とみんなにもてはやされて喜んでいたそうです。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 48/49 ・ありそうで無かった転生。しかしダメージの原理はどうなっているのか [気になる点] 伝説って? [一言] ゲームの熱が下がるわかる。
2020/06/10 15:11 退会済み
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