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5 女神周辺を巡回する

 (アカリ)


 エレナとアンズが、食事の後片付けをするので邪魔にならないように、ワタシとシズクは外に出た。


 屋敷の周りには、ぐるっと湖が囲っていて、ディーネが水の中をプカプカ泳いでいる。


 屋敷の前の庭には中心に世界樹があり、その隣に聖なる火が灯って、周りをファイと他の火の精霊たちが集まって飛び回っている。


 世界樹の周りにはお花畑があり、こちらも各種精霊たちが縦横無尽に飛び回っている。


 庭の外に出てみると、北側に向かって架かる橋があり、東西南北の方に道が枝分かれしている。


「シズク、どの道を行く?」


「お屋敷を中心にして南東には畑や田んぼなどの農業区、南西は酒造蔵や鍛冶場などの工業区、北西は今のところ学校や孤児院など居住区にする予定、北東は、今のところ未定です。」


 もうそこまで決まっているのか。流石はシズクだね。すべて、彼女に任せることにする。

 

「シズクに全て任せるから好きなようにやっちゃっていいよ。その代わりにワタシから、1つだけ頼みがあるんだけど。」


「はい。なんでしょうか。」


「母さまにお祈りをするための教会を建てたいんだけど。」


 母さまの像を飾って会話をしたいのが本音だ。ワタシは、まだまだ母さまに甘えたい。


「そのことならば、既に屋敷の北側の丘の上に、建っております。住民が住めば姫様をお祈りするための教会ですけど。創造神様の像は、姫様の像とは別に姫様専用にお作りすることにしましょう。」


 そういう話を聞くと、教会の事が気になってくるのでさっそく行ってみることにした。


 丘の上には屋敷以上の立派な教会が、既に建てられていた。


 扉を開けて中に入ると、左右にイスがあり、1番奥のステンドグラスの前にワタシの像を置くための台座があった。


 しばらく綺麗なステンドグラスを眺めていると、突然台座が神々しく光る。直ぐに光は収まるが、台座には母さまの像と天界でのワタシの姿をした像が置かれていた。

 

「これは母さまの仕業だね。」


「そのようですね。それにしても本当に立派な像です。」


 立派と言うよりは神々しいよ。シズクは感極まって祈っている。


 ワタシは、手を合わせて目をつぶり話しかける。


(母さま、母さま、聞こえる?)


 と、呼びかけるが返事がない。どうやら今のワタシには、力が足りなくて無理なのだろう。


「母さまから返事がないね。全然力が足りないみたい。」


「そうですか。ですが慌てることはございません。ゆっくり力をつけていけばよろしいのでは?」


「うん。そうだね。」


 もう一度手を合わせお祈りをして、その場を後にする。


 教会の外に出ると、ちょうどベイスがやってきたので声をかけた。


「ベイスよく来てくれたね。さっそく立派な屋敷と教会をありがとう。」


「これはアカリ嬢ちゃん、久しぶりじゃな。建物を建てるのは、精霊たちが手伝ってくれるので、それほど大変ではないんじゃよ。」


「ふーん、そうなんだ。ベイスとシズクに任せるから、貴方達の判断でじゃんじゃん建てていいからね。」


「了解じゃ。これから北西側の居住区に、住民が住む家を何件か建てに行くところなんじゃ。」


「そっか、よろしく頼むよ。後で、酒造蔵にも顔出すから。」


 そういうとベイスは、北側の居住区エリアの方に行ってしまった。


 南東の農業区にも足を運んでみる。


 しばらく歩いていると、双子の天使ライとレフィが空を飛んでやって来た。


「アカリ様、どうもご無沙汰です。」


「ライ、来てくれてありがとね。」

 

「アカリ~、私も来たわよ。」


「レフィ、あなたも来てくれて凄くうれしいよ。」


 天界でレフィは、小さいころからワタシの護衛をしてくれていたのと、年が近いこともあり彼女とは親友である。


「戦闘面はライとレフィにすべて任せるから、頼んだよ。」


 いつもの必殺技、全て任せるを使う。


「おう、まかせときな。」


 そういうとライは敬礼する。


「まかせときな、アカリ。それじゃ兄貴と周辺調査の続きしてくるわね。」


 ライとレフィは、天使の翼を広げ飛び立っていった。




 

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