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48 プルナ山の探索

 湖から山の方面の麓付近は、なだらかな上り坂で道らしい道がない為、レフィが、風魔法のウィンドカッターを使って草木を薙ぎ倒し、道を切り開きながら進んだ。


「かなり進んだけど何も出て来ないね。」


 魔物の気配もなく何も遭遇しないまま進む。ワタシも一応、野生の鶏や牛やヤギとかを探しながら進んだのだが、残念ながら見つからなかった。


「相変わらず深い森だね。ここまで魔物がでないのは、なぜなのかな?」 


「レフィが、片っ端から木を切りながら進んでいるので、魔物が近寄ってこないのでしょう。」 


「だったら少し気配を消して進んでみるね。」


 今度は音を消しながら木を切り倒し進む。


 すると直ぐに、石で出来ている鳥の形をした魔物が、空を飛んで現れ襲って来た。


「鑑定結果はガーゴイルと言う魔物ですね。素材は使えそうに無いので魔石だけ取って行きましょうか。」


「私がやるよ。ストーンバレット。」


 レフィが土魔法を唱えると、石で出来た弾丸が1つ出来て、ガーゴイルに向かって飛んでいき、弾丸が当たるとガーゴイルは木っ端微塵になり、地面に落ちる。


 試しに、木っ端微塵になった残骸をあさってみると、黄色の色をした魔石が出てきた。


「黄色の魔石があったよ。はい。」 


 ワタシが持っていてもしょうがないので、何かの役に立てばとシズクに渡す。彼女なら、何かしらの解析をしてくれるからね。


「それじゃ、行こうか。」


「じゃんじゃん出てきてくれないと、張り合いってもんがないよね。」


 レフィは全然物足りないのか、歩きながら不満そうな顔をして文句を言っているね。多分食べられない魔物だったので機嫌が悪くなったんだと思う。


 道を切り開きながらゆっくり進んでいる為、ワタシでもついていけるスピードなので、歩いている。 


 そしてトコトコ歩いていると、今度は2メートル以上ある石が人の形をしている魔物が現れた。この辺は石型の魔物しか出んのかね。


「あれは、ストーンゴーレムと言う名の魔物ですね。」


「この辺は食べられる魔物がいないので、とっとと抜けよう。」


 レフィもぶれないね。食べられない相手だから機嫌が悪い。


 ストーンゴーレムは、大きくて力はあるが動きが遅い。ガーゴイルは、逆に大きくは無いが素早い魔物だね。


「ちょっと色々試してみるか。ショットガン。」


 先ほどより、沢山出来た石の弾丸が、ストーンゴーレムに向かって飛んでいった。弾丸が当たるとストーンゴーレムは、先ほどのガーゴイルの様に木っ端微塵に砕け散る。


「あっけなくて張り合いが無いわね。」


 そりゃそうだ。レフィやライは出てくる魔物を、全てワンパンで倒すからね。相手の強さが解らないままで終わっている。強さを調べる時は、サーシャ位の方が良いのかもね。


 そう言ってレフィは、ストーンゴーレムの残骸の中から、黄色の魔石を拾ってシズクに渡した。

 

「さあ、こんな面白くない場所から、早く抜けましょう。」


 そう言ってレフィは歩き始める。さっきより雑に道を切り開いて進んでいる。


 段々と傾斜がきつくなり、プルナ山の中腹まで差し掛かってくると、辺りは森って感じでは無くなり、木の密度が少なくなって、歩きやすくなる。


「シズク、抱っこして運んでくれる。」


「はい。どうぞこちらに。」


 ここからはシズクに抱っこして貰って行くことにした。なぜかって、歩くのに飽きたからだよ。


「随分、地面に砂利が増えてきたな。探知魔法で調べた限り、魔物はこの辺には生息していないみたいだね。」


「山頂のドラゴンが近いからじゃない。野生の生物は勿論だし、魔物ですら圧倒的な者には近づかないんじゃないのかな。」 


 昼が近づいて来て、ワタシのお腹がくぅ~と鳴く。2人にも、聞こえたと思うけど無視してくれた。


「この辺で一休みしてそろそろ昼食にしようか。」


 ワタシが提案すると、2人は、


「かしこまりました。」


「そうだねぇ。一服と行きますか。」


 シズクが比較的平らな場所にテーブルを出して、お弁当を置く。それからワタシの後ろにメイドのように待機したので、


「いや。シズクも食べましょう。誰かが見ているわけでもないしね。」


 3人でエレナの作ったいのしし丼を食べて、食後に甘いスイーツでもと妖精にあげた蜂蜜のチーズケーキと蜂蜜入りクッキーを召喚して食べる。


「うん。甘くて美味しいわね。」


 レフィは甘いものより、肉やお酒だけどこれは行けるみたいだね。シズクはケーキに合いそうな紅茶をみんなに淹れてから、クッキーを上品に食べている。


「折角オリンピアで、砂糖と蜂蜜を生産できているのに、卵と乳製品が見つかってないから、ケーキもクッキーも作れないのよ。ワタシは子供達や住民のみんなにも甘いものを普通に食べさせてあげたいのよね。」 


「そうですね。これらを普段から普通に食べられるようになれば、住民は幸せでしょう。」


 後は人口が少なすぎる事だね。でもこれは急ぐ必要は無いと思っている。先ずはオリンピアを住みやすい環境にする方が大事だと思うからね。


 そしてスイーツも食べ終わって、シズクが後片付けていたら、そいつは空から突然現れた。








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