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アーリーラック2  作者: 963special
4/6

惨劇

二人の男が消えた瞬間

崩れるように泣きだした両親に

ジェリーはすぐに駆け寄った


「何がどうなってるの?」


少し落ち着きを取り戻した父親が

先ほどまで何が起きたのかを語り出した




昨夜の二人はいつものように食事を終え

ソファーで寛いでいると

ガチャガチャと鍵をまわす音がする


きっとロベリーが帰って来たんだ


「おかえ、、、り、、、」


それはロベリーではなく

ブラックスーツの男たち


ズカズカと室内に流れ込むと

家中を漁り出す


父親が怒りを露に


「なんだお前たちは!」


と叫んだ瞬間

彼の右腕は切り飛ばされた




あああああァァァァァっ!!!




叫び声をあげる父親を

鉈の男は容赦なく蹴り飛ばした



倒れこみ右腕を押さえる父親



そこに白衣の男が走り寄る


「無茶をするな!

死なれては困るんだろ!」


そう言うとすぐに止血を施しはじめる



「ロベリーはどこにいる」



玄関に待つ男がそう言って

ゆっくりと入室すると

その場の空気は一気に寒気を覚えるほど

異常な感覚に切り替わった




それはハットを被った男


そう


ファミリーの幹部「ハット」





ブラックスーツの男たちの顔にも

緊張が走る




恐怖のあまり母親はその場にへたりこみ

父親は痛みなど忘れ体を丸めて縮こまる




「ロベリーはどこだ

知っていることはすべて話せ」



震える声で答える


「ウチの子が何をしたの

何かするような子じゃない!」


そう母親が言うと

ハットはチラリと鉈の男に視線を送り

合図を送る



タンッ!



軽い音をたてて

彼女の左腕は無くなった




イヤァァァァァァっ!!



一瞬の間を置いて叫びだした母親に向かって

白衣の男が走り寄り

止血をしながら叫び声をあげる


「おいっ死なれちゃ困るんだろ!」






ハットは答えた


「その為にお前を連れてきたんだドクター

話が終わるまで死なせるな」






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