表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アーリーラック2  作者: 963special
2/6

家族に起きた不幸

大した当てなどないジェリーには

ロベリーの家族が一番の可能性


彼女の家族は最近引っ越しをしていて

アーリーラックの隅にある古いアパートメントに住んでいた


もしかしたらファミリーすら家族の居場所は知らないかもしれない


そう思い急ぎ足で向かった先には

きっと何かがあるはず


アパートメントはたどり着いた瞬間から

ジェリーにもわかるほど静かだった


静かすぎる階段をコツコツとヒールを鳴らし登り

軋む廊下を歩いてドアの前に立つ


ベルを鳴らす指は震えていた

何があってもおかしくない


ビーーッ


ドアの向こうから声が響く


「誰?」


聞き覚えのある声にジェリーは安心した


「私ジェリー!開けておばさん!」


重々しい扉を開けて女の顔を見た瞬間

ジェリーは抱きついた


女も彼女を抱き締める



おかしい、、



違和感がある、、、



抱き締めてくれた感触が何かおかしい



そう思い離れて

女をみると理由がわかった



「手、どうしたの。。」



悲しいことに

ロベリーの母親の左腕は

肘から下が無くなっていた



無言が何かを伝えてくる



「おじさんは?」



ずかずかと中に入ると

血まみれの部屋のソファに右腕を無くした男がいた



「ここに来てくれたことは嬉しいんだ

気遣ってくれてありがとう

でも来るべきじゃなかった

今すぐ街を出るんだ」



男は落ち着きながらも

涙を流しながらジェリーに伝えた



「あなたまで巻き込まれることないの

早く逃げなさい!」


女は強い口調で言った



「でも、でもでもっ!!」



狼狽えるジェリーを止めるかのように

廊下から強い声がかけられた



「少し黙れ」



ドクンドクンと脈打ちはじめた胸を抑え振り向くと

そこには二人の男がいた


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ