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村人勇者の英雄譚  作者: ワカメ
一章 王国生活
44/73

第44話 新スキル

 いつもの席につき、そして、リンスに全て上手く行った事を伝え、お茶を飲みながら、たわいもない雑談を楽しんでいたが、フィリスが寝てしまったので、資料館の奥にある、リンスの自室のベッドに寝かせて、そのまま、この雑談も終わり、休息を取る事になったが、最後に一つリンスに質問をしていた。


「リンスさん、フィリスってやっぱり、他の奴らと同じなんですか?」


 これだけで、リンスは質問の意図を汲み取ってくれたらしく。


「いや、彼女はまだ、この王宮の闇を知らないはずだ。

 彼女は、この王宮に来てまだ日が浅いため、まだそう言った事は知らないはずだ」


 それを聞いて、少し嬉しく思った。

 そして、リンスに調べ物をすると伝え、自室から出て、二階の端っこまで移動し、椅子に腰をかけて、昨日ぶりのスキル確認をする事にした。


 もう何度目になるか分からないが、手慣れたようにステータスを確認した。


 職業〈村人〉LV62

 体力〈35400〉

 魔力〈963〉

 力〈258〉・俊敏性〈349〉・運〈147〉


 ステータスがかなり上がっていた。

 そしてレベルの上がったスキルがあった。



 〈短剣術〉LV8

 そして新たに〈投擲〉を使えるようになっていた。

 能力は言うまでもなく、ただ短剣を投げるだけである。

 ただその距離などは、力に寄って変わるらしいので、今度どこまで飛ばせるか試す事にして次に目を向けた。


 〈毒殺術〉LV7

 これは、対して嬉しくなかった。


 そして次からが新しく手に入れたスキルだ。


 〈格納庫〉〈地形把握〉〈隠蔽〉LV6〈擬装〉LV7〈索敵〉LV10〈弓術〉LV10〈魔法矢作成〉〈鷹の目〉LV10


 新しく手に入れたスキルはなかなかの豊作だった。


 〈格納庫〉

 説明〈職業レベルによって、持ち歩ける道具の数が増える〉


 〈地形把握〉

 説明〈五キロ周辺の地形を確認することができる〉


 この二つが、森の中でお世話になったスキルだ。


 〈隠蔽〉LV6

 説明〈周囲の人や魔物から、見つかりにくくなる(レベルによって見つかりにくさが上昇する)〉


 〈擬装〉LV7

 説明〈自身の見た目やステータスを書き変えることができる(ステータスは変えても、元の力を発揮できる)〉


 〈索敵〉LV10

 説明〈周囲の魔物などを探し出す(地形把握がある場合はマップ上に表示することができる)〉


 ここまでが、影の騎士団から奪ったスキルになる。

 暗殺者らしいスキル構成だが、なかなか役に立つものが多かった。


 〈弓術〉LV10

 説明〈弓の熟練度であり、レベル上昇により、命中率が上昇する〉


 〈鷹の目〉LV10

 説明〈遠くまで見通すことができる(見える距離はレベル上昇により上昇する)〉


 これが、弓兵から奪ったスキルであり、気になった〈鷹の目〉は、試してみると、反対側の本棚置かれていた本のタイトルが見ることができたことから、望遠鏡見たいなものだと言うことが分かった。


 そして問題が次のスキルになる。


 〈魔法矢作成〉


 このスキルは、弓兵が持っていたものではなく、奪った記憶もないものだった。

 なんらかの条件を満たしていたのかは分からないが、とにかくどのようなものか確認する事にした。


 〈魔法矢作成〉

 説明〈自身の使える属性魔法の矢を作る事ができ、属性により能力も異なる(重複させることも可能)〉


 つまりこれは、魔法が使えて弓の使える者だけが使えるスキルのようだ。

 それに能力が異なるらしいのでそれも気になるところなどで、いずれ試してみる事にし、そろそろ自分も休む事にしたが、一つやり忘れた事があったのでそちらをすませる事にした。


「確か、ギアスってやつは、呪いの一種だったよな」


 と言いながら浄化を使用すると、右腕から、赤い紋様が消えて行った。

 無事に浄化が成功したことを確認し、次に擬装を使用し、先ほどと同じ紋様を生み出した。

 これで、見た目上では、ギアスを保ったままに見えるが、こちらには、何も縛る物もなく、エルス達だけが俺を狙えない状態を作り出す事ができた。


 こんな詐欺師見たいな裏技をなぜ誰も使わないのかと思ってしまうかもしれないが、このやり方は、浄化をちゃんと使える、言うなら俺のような異世界人だけなので、誰もしないのではなくて、出来ないと言った感じだ。


 まぁ、これもフェルトに教えてもらったことだけどね。


「さてと、一通りやることも終わったし、俺も眠るとしますか」


 と言うと、そのまま机にうつ伏せになり目を閉じた。

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