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ゲームをはじめる(四)

変態男の股間に蹴りをかます。


≪エセ王子が動かなくなった≫



胸をなでおろしたのもつかの間、室内は一種異様な空気に包まれていた。


黒い気の発する方を目で追って、ぎょっとする。


シスターが、俺たちに銃口を向けていたのだ。



≪シスターが覚醒した≫



「いやああああ、けがらわしい!!!!」



彼女は、ぎゅっと目を瞑って、これ見よがしに玉をぶっぱなす。



――シスターのご乱心じゃああああ。





ぱさりと物音がして、俺たちは、出入り口に視線を集めた。


この場にそぐわない、大きな目を潤ませたマスコットサイズの男の子が立っているではないか。



【ロリショタが現れた】



足元には花束が落ちている。頭の付け耳―オオカミかキツネか―が、ぴくりと動いた瞬間を俺は見逃さなかった。



「うっうひっく、喧嘩しちゃだめ……だめっ」



少年の落とした涙が地面に達したとき、その一点から、魔法陣が床一面に広がった。



≪召喚獣カミナリオヤジ降臨。主人公、シスター、エセ王子に、それぞれ最大ダメージ!≫




こっ……このキャラクターたち。俺、知ってるぞ。



そう、この世界は、俺が専門学校時代に作ったゲームのシナリオそのままだった。




問 このゲームには、何人もの愉快なキャラクターたちが登場しますが、彼らと主人公が急接近するようなことはあるのでしょうか。


答え イベントの用意はあります。

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