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ゲームをはじめる(三)

「僕が来たからにはもう心配いらないよ。ダーリン」


【エセ王子が現れた】


いけ好かない野郎だ。何がって、俺より背の高いのが。部屋に、男―生徒のようだ―がひとり増えた。ダーリンだあ?



――シスター。君は、まだ若いから分からないのかもしれないが、男の価値は、脚の長さで決まるものじゃないんだ。今からでも十分に間に合う。目を覚ましなさい。



《王子が、主人公の手を掴んだ》


このガキ。やる気か。


ぐっと構えたが、どうやら様子が違う。


《王子が、主人の手の甲にそっと唇を近づけた》


思わず、ぶるんと身震い。


きしょく悪りぃ。


《主人公は、抵抗する間もなく王子の胸に抱き寄せられた》


はっ。いかん。どこぞのオタク女子が見たら、歓声を上げる体勢ではないか。



「離しやがれ!」



逃れようと、もがいて俺は大変なことに気付いた。



胸が、俺の胸が、ベッドの軋みに合わせて振動している!?



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