No.0
高校2年の夏、私こと 霧裂 愁斗は絶賛マターリ中である。
高2だから部活あるんじゃないの!? と思った方、残念でした。
「もーやだ。あぢい」
唐突だが、俺の過去を話そう。
俺は元々小さい頃から、剣道を習っていた。なぜかって?それはな・・・
「親が何か習え!って言ってきやがったからさっ!・・・って誰に言ってんだ?俺」
嫌々ながら剣道を習っていた俺だが、その頃はすごかった。始めて1ヶ月で早くも道場内の門下生を全滅させたし、全国一にもなった。
そのせいで、つまらなくなり剣道を辞めた。
中学では弓道、柔道、合気道、銃剣道まで手を出した。
そうして行く内にもう何もすることが無くなった。
だから、俺は今マターリしている。
「どーしよ。何にもしたくねぇ~」
うだうだしてると、ふと、
「そだ!コンビニ行こっと」
何気ない足取りでコンビニへ向かう。
コンビニを前にしたそのとき、体中に激痛が走った。
「っつだああぁぁぁぁぁ!!」
声が出ない?叫べなかった。
自分から流れていく濁った赤い液体の量が増えていく。このとき、俺は思った。
(どうせ死ぬなら、転生させてくんねぇかな・・・)
そうして、意識を失った。
「***きろ。****ろ。」
なんか聞こえる。
「**起きろ。おい起きろってばぁ!」
軽くなんか切れた。
「るせぇんだよっ!んか用でもあんのか!?」
そういって顔を上げると、そこには・・・
俺がいた。
・・・は?
なんで俺がいんの?
俺が戸惑っていると、
「おーい、生きとるんかー 返事をせんかー」
めっちゃ棒読みで言われた。まぁとりあえず、
「生きとるんじゃーい」
・・・ち、沈黙、だとっ!めちゃ気まずい・・・
「ごほん、まあいい。とりあえず用件だけ。お前は死んだ。よってお前に選択肢をやる。どちらか選ぶが良い
・・・うん。なんだ、この人、 思い切りがいいね!
要約すると、
1, このまま死んで、天界に逝く。
2, 輪廻転生の輪に入って、別の人生を生きる。
3, どっかの異世界へいって人生を過ごす。
よし、何も考えなくていい。俺には、3しかないっ・・・
「異世界への移動でおねがいします。」
そう伝えると、
「あいよ。年齢はどうする?」
年齢と言われても、赤ん坊からは屈辱だし、・・・そだ!
「今より1歳若くお願いします。」
すると、
「うし、できた。」
などとつぶやくと、
「それじゃ、がんばってな~」
・・・床に穴があいた。
「ちょ。さすがに酷いだろこれぇ~~」
俺の第二の人生が始まった。
どうも、レイヴンです。
文才がカスなので、なんなりと意見をください。
おまちしております。