天使は笑ってくれたよ
私は自分の身体から生まれた天使を殺した。遺体をどこに隠そう?
そんな事を10分程度考えていたら、家のドアの鍵が開く音が聞こえた。母だろうか?しかし、母にしては家に帰ってくるのが早い。誰だろうか?やはり、母であった。母と目が合う。私は赤ちゃんを隠せなかった。
私はその後、精神科の病院へ行った。診断結果は統合失調症であった。私はひどい幻覚を見ることがある。幻聴も聞こえる。しかし、それを自分で認識をすることはできない。そして、何もかも悪い方へ考えてしまう。その原因がその病気のせいであった。私は赤ちゃんを殺したと思っていたけれど、それは幻覚だった。私は赤ちゃんを殺したのではなく、家に会ったクマのぬいぐるみの首を切っただけだった。クマのぬいぐるみには申し訳ない。そして、私が天使に出会える薬だと思って飲んでいたモノがただのラムネであったことも判明した。しかし、一つだけ疑問点がある。あの屋上で出逢った男子生徒はどこへ行ってしまったのだろう?私はそれから学校を休むことにした。
そして、私は高校3年生になった。まだ、学校には行けていない。しかし、今日は学校の先生と会う約束があるので学校へ行かなければならない。それは三者面談というものだ。
私と母が学校へ着くと、これからの進路の話をした。私は昔から動物と関わる仕事がしたいと思っていたので動物の専門学校へ行きたいということを先生に伝えた。
そんな進路の話を1時間程度話した。先生は進路の話は終わりだと言った。私は面談が終わったと思い、帰る支度をしようと思った。しかし、最後に先生は話さなければならないことがあると言った。その話の内容はうちの学校の生徒で屋上から飛び降り自殺をした男子生徒がいたという話だった。
学校から帰ると天使がいた。私の赤ちゃんだ。赤ちゃんの顔を見ると笑っていた。
「天使は笑ってくれたよ」私の母はそう言った。
おわり