アルコールは二十歳になってからね!
中島俊樹は裕福な家庭でそだったひとりっこで、あまやかされてそだった。
周囲はかれに媚びをうった。
金持ちだからだ。
徐々にゆがんでいく性格は小学生にして陰湿なものだった。
躾という躾はなく自由奔放に育つと中学生になっていじめをあばかれ、晒されはんたいにいじめられるようになった。
死ぬ領域までいじめられると、彼は死の直前、倍キングと呼ばれる存在に生命をすくわれ、超常的な能力を手に入れたのだ。
世界征服するためにはじめた活動がまずは、中学校でのBBQ大会での集団食中毒事件をはっせいさせることだ。
まずは人差し指から不衛生の極みで繁殖したO157を生野菜のサラダに散布する。
下衆の極みであった。
彼は愉悦していた。
『ぼくをいじめたやつはゆるさないんだぞ!』
順番にまわされる食器にはピロリ菌が中指から塗布されており、準備は満全といえた。
『悪の匂いがする』
風紀委員のヒーローマサキがそれをさっちすると、食事を中止させた。
『みんなたべるのをやめて!これはけがれている!』
穢れとはバイ菌のことである。
(われわれのことを穢れとよぶのは総じてヒーローどもの習性)
『そうか、やつがヒーローか。マサキめきにくわないやつだいじめてやる!』
マサキのありとあらゆる所持品に大腸菌をちりばめた。
『これで感染まったなしだな。Ψ(`∀´)Ψケケケ』
『におうなぁ、なんだろう捨てよう』
マサキは所持品のペンとスマホとメモ用紙をさわるとあっけなくそっけなくメモ用紙とペンを捨てた。
『ヒーローがものをすてたぞ!みたぞ!マサキの真実!』
俊樹はマサキのうわさをいきをするようにまいていった。
マサキは秘密兵器スマホスキャンをつかった。
スマホスキャンは細菌を検出することができるんだ!
大腸菌、ピロリ菌、O157。
中島俊樹に大量に付着していることが判明した。
『君が犯人か!』
『な、なんだってー!?』
『シラをきってもむだだよ!』
『こうなったら!しかたない!』
暴 力 執 行
『やっと静かになったかマサキめ』
『まだだ・・・』
『なん・・・だと・・・!?』
『アルコールパワー!!!!!』
『なんで・・・こんなところにスピリタスが!?』
説明しようスピリタスとは
世界屈指の高純度のアルコールで90%をゆうにこえるそれは除菌用アルコールより除菌できるのである。
『ぐわあぁぁぁぁぁぁぁああいああ』
『消えてしまう・・・』
意識と存在が消える直前にちがうバイ菌に転移した意識が肉体を再構築する。
バイ菌でできた体のできあがりだ。
『ゆるさんぞぉぉぉおおおおおお』
復讐を誓うバイキンマンであった。