表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/11

おやつ

 呑気に授業中夜ご飯何食べる〜?

 なんてテレパシーで会話をしていた。

 

 そしたら小腹が空いたぁ♡なんて言い出す

 サキュバス。

 

 そしてニコニコ顔で飴を渡された。

 

 おー。

 キラキラピンクのパッケージじゃん!って

 ‼︎

 そんなこと言ってる場合じゃない‼︎

 

 もしかしてコレをオレがなめてわたしにキ

 スしてってことかよー…

 

 

 サキュバスのやつ…おやつまで催促してく

 るようになりやがった。

 

 

 家ならまだしも、ここ学校だぞ⁉︎

 

 しかもオレたち付き合ってるわけじゃない

 のに、誰かに見られたらどーすんだよー…

 

 そりゃキスしたいけどさー。

 サキュバスとは、違う意味で…

 

 

 …

 

 ってか、休み時間短いんだよな。

 昼とかならまだ時間あるけどさ。

 

 とりあえず飴をなめてサキュバスにおやつ

 やらないとお腹空いてまた倒れそうになら

 れても困るもんな…。

 

 あ、この飴うまい。

 

 

 

 そして休み時間

 

「こっち来て」

 オレはベランダにサキュバスを連れ出した。

「おやつ♡おやつ〜♡」

 

 …呑気だな。

 

「しゃがんで」

「ん♡」

 チュ♡

 

 キュルキュルルルン♡

 

 しゃがんで一瞬でキスしたからきっと誰に

 も見られてないはず。

 

 ガラッ

 

「何してるの?」

「あっ、委員長…」

「なんか…、咲蓮さんが外の空気すいたいっ

 て言うからさ」

「ふーん。で、なんで二人してしゃがんでる

 わけ?」

「あー、ぺ、ペン落としちゃってね」

「ふーん…」

 

 何か最近委員長…

 委員長、オレたちをマークしているような

 気がするな…。

 

 キーンコーンカーンコーン

 

 ホッ。

 ナイスタイミングでチャイムがなった。

 

 ありがとう。

 今日ばっかりは、休み時間が短くてほんと

 に心から感謝だ。

 

 オレは、うまく逃げ切れたと思ってたんだ

 けど…

 

 放課後とある事件が起きた。

 

 

 

「なー、三木谷って咲蓮さんと付き合ってな

 いんだろー?」

 と、クラスで有名な遊び人が放課後オレに

 絡んできた。

 

「あー…付き合ってはないけどー…」

「んじゃさ、咲蓮さん今日は、オレが借りま

 ーす」

 なんて言い出した。

 

 …借りますってなんだよ。

 

「あのさ、物じゃないんだし…借りるとかっ

 てさ」

「んじゃ、デートしまーす!いいっしょ?だ

 って付き合ってないんだし」

 

 …

 

 どうすれば…

 

 あーっ‼︎

 どーすりゃいいー⁉︎

 

 と頭を抱えるといきなり委員長が出てきた。

 

「この二人、ほんとは付き合ってるんじゃな

 いかしら」

 って。

 

 えーっ⁉︎

 委員長ーーー‼︎

 

「いや、付き合っては…」

「ちょっと、付き合うとか付き合わないとか

 人間は、気にしすぎだよぅ。もっと仲良く

 しましょうよぅ♡」

 なんてサキュバスが言い出した。

 

 おいおい。

 サキュバスさん…

 

「んじゃ、オレとデートしよ」

 強引な遊び人め…。

「じゃあさー、三木谷くんは…わたしとデー

 トしてよ」

 なんていきなり委員長からデートのお誘い

 をされてしまった。

 

 えっ⁉︎

 委員長⁉︎

 

 …え⁉︎

 

「じゃ、交渉成立でいいっすか?それぞれデ

 ートで」

 

 遊び人がサキュバスの肩に手を回した。

 

 …あー、なんかモヤモヤするわー。

 

 その手どけろよ…って言いたいけど、オレ

 彼氏じゃないもんなー…。

 

 クソーッ‼︎

 

「ねー、じゃあさ、みんな仲良く四人でデー

 トしよう?」

 

 とサキュバスが言い出した。

 

 ええーっ…

 

 何この組み合わせー…。

 

 ・ハヤトくん・

 ・なんだよ・

 ・わたしに考えがあるの・

 ・…どんな?・

 ・ふふッ♡秘密・

 ・秘密…ま、了解・

 

 テレパシーで二人にバレないように会話を

 した。

 

 

 で、とりあえずサキュバスが遊び人と二人

 きりじゃないからよしとするかー…。

 

 って事でヘンテコ四人でダブルデートが開

 始されることとなった。

 

 

 

 続く。

 

 

 

 

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ