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天秤の魔女  作者: リィズ・ブランディシュカ
4/6

03 プロジェクトと友人の仲直り


 社会人になって数年が経過した。

 会社に慣れてくると、あたらしい事に挑戦する毎日だった新人時代がなつかしくなる。

 新入社員を見ると、微笑ましさすら感じるのだから、時の流れは馬鹿にできない。

 気を抜いていたら、あっというまに老人になってしまうな。


 だから今度のプロジェクトも、初心に返ってしっかりこなさなければ。


 人生に一度あるかどうかの大舞台なのだから、間違いがないようにきちんと計画を練らないと。


 でも、そんな忙しさの合間に、携帯に電話がかかってきた。

 そこには、ここ数年間音沙汰のなかった友人の電話番号。


 彼とは数年前に大げんかをしたきりで、つきあいがない。


 仲直りしたかったけど、相手に避けられてしまうのだから、機会がなかった。

 一体どんな心境の変化だろう。


 プロジェクトは大事な時期だ。

 余計な気を散らしている場合ではない。

 けど、友人に会ってみたい。


「これを逃したら機会が無いのはどっちも一緒。なら貴方はどっちがより大事なのかしら」



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