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勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
第六章
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vs大魔王 6

お待たせしました!

楽しんでいただけたら幸いです。

 大魔王は受けた姿勢のまま、転ぶこともなく攻撃を耐えた。地面に二本の足の跡が残る。


 走りこんだミオと、純白の翼をはためかせ姉さまが追撃する。


 そこで“リンク”でティーリンが、


『精霊帝を召喚したから、呪文に注意を!』


『わかった!』


『にゃ!』


 炎、雷、土の精霊帝がそれぞれ、炎の弾丸、落雷、地面からの礫を連発する。


 姉さまが飛びながら聖剣と神剣で、


“彗星斬り”(コメットスラッシュ)


 二刀流で飛ぶ斬撃を連発する。


 僕はまだまだ“ホーリーレイ”だ。確実に削れるときに削っていく。


 ラフェとマリーナがその巨大な竜体を揺らし、大魔王へ追撃に向かう。


 左右から挟み込むように、大魔王に対峙しようとした時に、大魔王がラフェの方に走り出した。


 ラフェを標的にしたのか!?


 ラフェは両手に雷を纏い大魔王を迎え撃つ。


 リーチはラフェの方がある。

  

 右手で殴る!


 大魔王は戦斧で防御し、左手での殴打はハルバードで防ぐ。


 ラフェは流れるように尻尾で薙ぎ払う!


 さすがに防御しきれず、大きく体勢を崩した。


 チャンスだ!


 僕は一つの頭のホーリーレイをやめ、重力魔法で大魔王がいる場所の重力を五倍にする。 


「重力魔法だと……」


 大魔王は苦しそうだ! これは効いているのか!?


 二つの頭のホーリーレイは継続し、交互に唱える。


 先ほどからのホーリーレイの連発で大魔王の全身は爛れている。


 回復が追い付いていないのは一目瞭然だ。


 そこへマリーナが追い付き、殴りかかる。


 体勢を崩した大魔王は動けない!


 重力魔法のせいで吹き飛ぶこともできずに、マリーナの殴打を全部食らっていく。


 ミオが追い付き、


“幻影攻撃”(ミラージュアタック)


 渾身の攻撃を食らわせる!


 攻撃を食らった大魔王は、ぶはっと青い血を吐いた。


 外見ではいまいちわからないが、やはりダメージは蓄積されていってるようだ。


 大魔王が僕と目があった。


 僕を見るとにたりと笑い、なにかもごもごと言っている。


 僕はとてつもなく嫌な予感がした。


 

 大魔王は呪文を唱える。


        

――――暗黒魔法“暗黒ノ世界”(ブラックアウト)



 唱えた瞬間、全員の視界が真っ暗になった。


 ホーリーレイが発動したにもかかわらず、その光は見えなかった。


『なんだこの魔法は!』


『なにも見えないにゃ!』


『しまった、見失った』


『私も見えません!』


『私もです!』


『どうすれば!?』


『これはまずいっ、アンリ、どうすればいい!?』


『デイスペルマジックを各自にっ、あぁぁ‥』


『きゃあああ』


 そうか!これは各自に目つぶしを掛けた状態なのか!


 闇に包まれたわけではないんだ!

 

 みんな軽くパニックになっている。


『ごめんなさい…』


 アンリの声がやけに遠くに聞こえた。


『アンリ、どうした!?』


 アンリからの返事がない。


 くっ!


 僕は急いでディスペルマジックをまず、自分と近くにいたアンリ、ミランダに掛ける。


 ギルドラに変化していたから呪文を三つ同時に唱えられる!



「「「“ディスペルマジック”」」」







 視界の晴れた僕の目に映ったのは、蹂躙された後衛の皆だった。 







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