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勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
第六章
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vs大魔王 5

短いですが今日の分です。

今から明日まで出かけるので、明日の更新は夜になると思います。

 ラフェが驚愕の声をあげる。


『まさか幻影竜マリーン!? てっきり滅びたものかと…』


『悪かったね。契約等で縛られるのがいやだったものでね』


 そう言われれば疑問もあった。


 マリーナが竜を倒したという話は聞かなかった。


 しかしマリーナから教わった神級魔法は二つとも真なる神級魔法だった。


 ウリシュナが、人間が使っている神級魔法は実際は超級魔法だと言っていたにもかかわらずだ。


 二つの神級魔法は、マリーナが司る呪文だったというわけか。


『では短期決戦で行きましょうか。私も出し惜しみしないでいくわ』


 そう言うとラフェは呪文を唱えた。



――――竜魔法・強化“バーニングスタイル”



 ラフェの竜体の節々から炎が噴き出す。


 続いてマリーナも、



――――竜魔法・強化“ミラージュボディ”



 虹色の竜体が二重三重にブレはじめる。



 大魔王はにたにたと笑いながら、ゆっくりと楽しそうにこちらへ近づいてくる。


 よし、前衛は足りてる。僕は下がって後衛になろう。


 僕は唱える。


 

――――竜魔法・変化“邪竜ギルドラ”



 再び三つ首の竜へ変化する。


 間髪入れずに、



――――神級光魔法“ホーリーレイ”



 を三つ首で順番に放つことにする。


 名付けてナガシロのホーリーレイ三弾うち!!


 まんまだけど!


 前衛は竜二体と姉さまとミオだ。 


 リヨンの回復にはもう少し時間がかかりそうだ。


 ホーリーレイは体をそらした大魔王にかわされた!


 今は避けられるかもしれないが、近接戦が始まったら避けることは難しくなるはずだ。


 ラフェとマリーナが近づいてくる大魔王に向けて同時にブレスを吐く。


 ラフェの炎のブレスと、マリーナの白い炎のブレスだ!


 大魔王は竜の両手に闘気を纏いブレスを受け流す。


 そこに僕の“ホーリーレイ”が直撃、いや、戦斧を横にしてホーリーレイを受け止めた。


 手が止まった大魔王に、ミオと姉さまが正面から襲い掛かる!


“幻影攻撃”(ミラージュアタック)


“聖光星剣”(ギャラクシーソード)!!!


 姉さまの聖光星剣をハルバードで防いだが、防御をかいくぐったミオの幻影攻撃が大魔王に傷を負わせる。


 そのままミオはさらに攻撃を加える!


“捨て身ひっかき”(マシンガンスラッシュ)!!


 ミオの攻撃が大魔王へ容赦なく傷を負わせていく!


 が、大魔王は隙だらけのミオに蹴りを放ち、ミオを吹き飛ばした!


 ミオは後ろへ吹き飛ばされ、何回も地面をバウンドしてカレンとロミに受け止められた。


 アンリがすぐにミオに回復呪文を掛ける。


「こんちくしょうにあぁぁぁぁ!!」


 ミオは再び大魔王に向けて走り出す!



 大魔王がミオに気を取られた一瞬、ブレスを吐きながら近づいたラフェとマリーナが、同時に大魔王を殴り飛ばした! 

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