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勇者の弟12歳  作者: 山吹向日葵
第六章
89/379

vs??? 6

書いてる時間がなく、今日はかなり短いです。申し訳ないです。

その代わりに明日は二回更新します。


「よくも私の美しい顔に傷をつけてくれたわね!」


 ミズカの顔は先ほどまでの穏やかな感じではなくなって、鬼の形相だ。


「汚らわしい獣人の分際で!」


 ミオはなんとか起き上がると、ごほっと血を吐く。


 ティーリンが間に割って入る。


「邪魔だ、おどき!」


 ティーリンは無言でレイピアを突き入れる。


 そこへリヨンも参戦し道を塞ぐ。


 ミオはすぐにアンリの回復魔法を掛けてもらっている。


 その前には紅の牙の三人が盾を持って道を塞ぐ。


 ミズカにはリヨンとティーリンが張り付く。


 ティーリンは、ミズカの杖を見て言う。


「その武器、木でできてるように見えるけど、竜の牙かな?」


 ミズカが面白くもなさそうに言う。


「そうよ、お前も武器を壊されたくなかったら、おとなしくそこを退くことね!」


 ミズカがいらいらとしてるおかげで、大分動きに乱れが出て、隙となっている。


 ミズカがそうしたように、今度はティーリンがミズカの杖を削ぐ!


 ティーリンの剣は、相手の硬さに関係なく削り取ることが出来る魔法の剣だ!


「なぜお前がそんな上位武器を持っている!」


「自分で作ったのよ! ハイエルフの私が!」


 ティーリンとリヨンが時間を稼いでくれたおかげでミオは回復した。


 ミオには頭の中にある戦術が思いついていた。


 その通りに動ければミズカに対抗できる戦術が。


 ミオは気付いていないのだが、ミオのスキル“長寿”には、自分の身が危なくなると、それを回避することが出来る技が思いつくという効果があるのだ。“長寿”はかなりのチートスキルだった。


「アンリありがとにゃ、もう大丈夫にゃ」


 ミオは立ち上がると、トーントーンと大地を蹴って小さくジャンプする。


 ミオは頭の中にあるその戦い方を実践する。


「ティーリンありがとにゃ!交代するにゃ!」


 ミオは重力魔法で自分の体重を軽くし、新しいスキル“空中歩法”で空気を蹴って多面から攻める!


 空から地面から、縦横無尽に移動しつつ、ミズカが反応したのを見てから動きを変える!


 先ほどはやっと捉えていたミズカの動きも、ミオにははっきりと見ることが出来る!


 そして繰り出すのは防御すら難しい、ミオの必殺技だ。


“幻影突き”(ミラージュフィスト)


 それを飛びながら攻撃の合間に入れていく!


 ミオはさらにその技を発展させ、自身を幻影とみなし、闘気の残像を残し、左手のオリハルコンの爪と右手の自分の爪で攻撃する!


“幻影攻撃”(ミラージュアタック)


 ミズカの体にミオの攻撃が当たりだす!


 足に!、腕に!、腰に!、背中に!

 



 ミオは魔王を凌駕する!




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